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2011年 05月 26日
ニコンが25日に交換レンズの手ブレ補正機構に関する特許問題でシグマを提訴したのはニコンの公式ウェブサイトなどで周知のところだ。ニコンが特許権を侵害されたとする特許は2件で、特許第3755609号(像シフトが可能なズームレンズ)と特許第3269223号(超音波モータと振動検出器を備えた装置)。前者は手ブレ補正の光学系シフトに関する特許、後者は手ブレ補正のための超音波モーターとセンサー(角速度センサー)に関する特許であるが、シグマがどの部分で特許に抵触したかは細かく調べないとわからない。じつは手ブレ補正に関する特許および特許出願は非常に多く、キヤノンがもっとも多く、つぎにニコンとなっている。この手ブレ補正に関する特許を調べて行くと、非常に面白いことがわかった。手ブレによる像を「安定化」するための基本特許は特公昭56-21133号として、キヤノンが昭和50年に出願し(特開昭50-80845)、昭和56年に公告特許公報に掲載された。これは光学系シフト方式手ブレ補正の基本特許と言えるもので、光学装置の振動状態を検知する検知手段からの出力信号に応じて、一部の光学部材を振動による画像の変位を相殺する方向に移動させることにより、画像の安定化を図る、つまり手ブレを補正するわけである。ただ、平成8年までの特許のシステムは現在と異なっていて、この広報に掲載されて、異議申し立てがなければ、20年間保護させるというものだった。しかし、現在ではこの基本特許は審査請求が出されていないこともあって、効力はなくなっているようである。しかし、「公知の技術」としては特許が切れてからも有効性はあり、後出しの特許出願は特許としては認められない。だから、細かい技術で特許出願ないし特許取得を競う、という現状になっているのだろう。キヤノンやニコンのように手ブレ補正に関して先行しているメーカーはおそらくクロスライセンスをして、係争をしないようにしているのだろうと想像される。しかし、シグマは数々の「特許戦争」を勝ち抜いてきたため、クロスライセンスやロイヤリティーの支払いなどはする必要がないと考えているのではないか、とこれも推測なのだが・・・。ちなみに、シグマが提訴された特許係争で有名なのは東京光学機械(トプコン)との開放測光機構に関するものと、ミノルタのアメリカ法人が訴えたAF連動機構に関するものだ。両方ともシグマは勝訴しているが、今回はどうなるのだろうか、と固唾を飲んで見守るばかりである。なお、カメラ関係の特許戦争でいちばん有名なのは、位相差AFをめぐるもので、アメリカのハニウェル社が勝訴し、ミノルタ、ニコン、キヤノン、ペンタックスは巨額の賠償金を払い、これがミノルタの息の根を止めたとも言われている。これにはライカ社も関係していて、ミノルタはライカの位相差AFの基本特許を盾にハニウェルの特許無効を申し立てたが、アメリカの裁判所では認められなかった。ほんとうに特許とか、特許出願はデリケートであり、むずかしいものだと思う。
今日はぎっくり腰がようやく回復してきたが、同じ姿勢を続けているとまだきつく、寝たり起きたりの生活である。昨日は取材、今日は会合があったのだが、どちらもドタキャンになってしまい、各方面に迷惑をかけてしまった。明日は歯科医を予約してあるが、これもキャンセルした。あと数日は外出をなるべく控えて、時間が解決してくれるのを待つしかない。というわけで、3日ぶりに日記を更新する。 京都嵐山で。1週間ほど写真を撮っていないので、だいぶ前(4月)に撮影した画像でお茶を濁すことにする。このカメラはサブカメラとして持って行ったので、それほど撮影しなかった。標準ズームレンズの付けっぱなし、という怠惰ぶりだった。キヤノンEOS5D MarkII、EF24~105ミリF4L、絞りF5.6、絞り優先AE、JPEGラージファイン、AWB、ISO100。
by hinden563
| 2011-05-26 19:13
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