HOYAからペンタックス645Dのカメラグランプリ大賞受賞を記念して、会津若松の赤漆仕上げのペンタックス645D japanが発売されることになった。japanとは「漆塗り」の意味があって、じつはペンタックスは以前にも645 japanを限定販売している。漆塗りのカメラというのは、初期の暗箱の時代に、高級カメラのシンボルとして流行した。それをリバイバルさせたのがPentax 645 japanであり、当時は話題になったものである。というのは、金属ボディーやプラスチックボディーになってからは、金メッキ仕上げが限定バージョンのスタンダードであり、各社ともカメラグランプリを受賞したり、そのほかの記念モデルとして、金メッキ仕上げのカメラを出してきた。ところが、ペンタックスは645の漆塗りバージョンを出したため、意表をつかれた感じで話題になったのだ。ミノルタもα707siの漆塗りバージョンを出している。デジタルカメラになってからはやはりペンタックスがK20Dの発売を記念して、漆塗りのマウスパッドを発売している。今回の645D japanはそういう意味では、ペンタックスの伝統にのっとった特別仕上げの限定バージョンである。デジタルカメラと漆塗りではまるで正反対のイメージがあるが、それがミスマッチでかえって面白いということもある。最近は金メッキの限定バージョンがすっかり姿を消してしまったが、この漆塗りを機にまた金メッキ仕上げもリバイバルするのだろうか。私自身は漆塗りも金メッキも興味がないのだが、カメラそのものが好きな人にとってはきわめて価値の高いものなのかも知れない。
今日も暑くて、外出したのは夕方遅くなって、散歩と買い物だけだった。こう暑いと歳のせいだろう、動くのがおっくうである。最近は暖冬になってきたので、むしろ冬のほうが楽だし、実際によく動いている。酷暑は身体に堪えるし、実際に熱中症が急増しているので、無用な外出は避けている。
神代植物公園で。6月に撮ったもので、まだバラが残っているときの、「パートカラー」実験である。バラの花でも、このように真っ赤なものはパートカラーが効果的だった。このカメラではスイングパノラマ撮影もしているが、いまひとつ面白いのが撮れないので、発表していない。ソニーα55、DT18~55ミリF3.5~5.6SAM、絞りF5.6、絞り優先AE、JPEGラージファイン、AWB、ISOオート。