ソニーNEX-C3にはピクチャーエフェクトのほかに、「ピーキング」機能が搭載された。これはピントの合った部分を指定した色(白、黄色、赤のいずれか)で表示するものである。マニュアルフォーカス時には液晶モニタやEVF(このカメラには付かないが)ではピントの山がいまひとつはっきりしない。拡大表示をすればいいのだが、そうしなくてもピントのピークがわかるのがこのピーキング機能である。ソニーNEX-C3のようなミラーレスカメラではマウントアダプターによって、AFが働かないレンズを付けることが多い。そういう場合に、このピーキング機能はじつにありがたいのである。そして、このピーキング機能はファームアップによって、NEX-5、NEX-3でも使えるようになった。残念ながらα55、α33ではピーキング機能はファームアップされないのだが、既に発売されている5型の外付け液晶モニタCLM-V55にも搭載されている。私の知るかぎり、このピーキング機能はソニーでしか採用されていないようだが、ミラーレスカメラでは「マウントアダプター遊び」も多いので、ほかのメーカーも是非採用して欲しいところだ。また、以前に実験したように、ピクチャーエフェクトの「パートカラー」もソニーだけの機能であり、被写体によっては面白い。オリンパスがアートフィルターのブラケットを可能にしたり、最近はデジタルならではの機能がつぎつぎと追加されているのはいい傾向だと思う。そうでなければ、せっかくデジタルカメラにした意味が薄らぐからである。
今日はほんとうに暑く、屋外を歩いているとくらくらするようだった。昨年も酷暑だったが、気温は今年のほうが高いのではないかと思う。節電のためにエアコンは28度Cに設定してあるが、付けっぱなしでないと、熱帯夜で寝られない。被災地もかなり高温のようで、厳しい夏になった。
神代植物公園で。アートフィルターの「ファンタジックフォーカス」を使って撮影。ひと味ちがう描写になった。このカメラとレンズの組み合わせはきれいすぎて目立ってしまうのだが、散歩カメラなので気にはならない。オリンパスPEN E-P3、M12ミリF2.0、プログラムAE、JPEGラージファイン、AWB、ISOオート。