GPS機能は内蔵すべきである、というのが私の持論であるが、最近ではGPSを内蔵したデジタルコンパクトカメラが増えてきた。もともとGPSは外付けの「GPSロガー」という機器だったが、2008年にニコンがCOOLPIX P6000に内蔵した。そして、2010年にはソニーCypershot DSC-HX5V、パナソニックLUMIX DMC-TZ10、さらにカシオEXILIM EX-H20GがGPS機能を内蔵してきた。また、ソニーはレンズ交換式デジタルカメラとして初めてGPS機能を内蔵したα55を発売したが、昨日発売のα77にもGPS機能が内蔵されている。GPS機能は位置情報を記録するから、グーグルマップなどと連動させて、失念してしまった撮影場所がわかる。カメラのソフトウエアによっては、撮影方向がわかったり、あるいはグーグルマップでなく、自前の地図を用意しているカメラもある。とくに、風景写真で山岳地帯で撮った場合に場所を特定できるというのは、再度撮影に行く場合に便利である。これをもう一歩進めて、無線LAN機能も内蔵してくれると鬼に金棒であると思う。とくに、これからのプロ用カメラ、ハイエンドカメラは毎秒何コマという連写速度やAF測距速度と精度もたしかに重要ではあるが、より進んだGPSと無線LAN機能を内蔵して欲しい(これは以前にも書いたが)。デジタルカメラはフィルムカメラにはできない機能をどんどん付加すべきであり、そうでなければデジタルカメラである意味がないと思う。
昨日はiPhone 4Sの発売のほうが話題になったが、デジタルカメラもソニーα77、NEX-7などが発売された。私はiPhone 4Sは3GSから乗り換えるかどうか、ソフトバンクにするか、auにするかも決めていないし、かと言ってサーバがオーバーフローするアップデートはとりあえず見送りである。それより、α77が量販店から届いたので、とうぶんはテスト撮影をしてみようと思う。
自宅で。今日も雑用をしていた最中にカメラが届いた。まず、カメラまかせで、テスト撮影をしてみた。ISOオートで、Exifを見たらISO1600になっていた。24.3メガピクセルと画素数が多いにしては、ノイズは目立たない。しかし、ISO3200からはノイズがやや目立つようになる。オートホワイトバランスは蛍光灯下で正確だった。ソニーα77、DT18~55ミリF3.5~5.6SAM、絞りF5.6、絞り優先AE、-0.7EV補正、AWB、ISOオート。