一眼レフにWiFiユニットを接続するのはニコンD3200で可能だが、USB端子のあるニコンとキヤノンの一眼レフならほとんどの機種でWiFiコントロールができるシステムがアメリカで開発された。これは「CameraMator」と呼ばれるもので、無線LANユニットをカメラのアクセサリーシューに装着し、ケーブルをUSB端子に差し込むだけで準備完了だ。あとは専用のiOS用アプリ(無料)をApp Storeからダウンロードして、iPadにインストールすればいい。これでカメラ側でシャッターを切れば、撮影された画像がiPadのほぼフルスクリーンで表示される。とくにスタジオ撮影ではデザイナーなりクライアントがiPadでリアルタイムのチェックができるわけだ。また、iPad側からもカメラのシャッターを切ることができるから、カメラマンがiPadでシャッターを切りながら、ポストビュー画像をフルスクリーン表示で確認することができる。また、iPad側でシャッターが切れるために、インターバル撮影、HDR撮影、セルフタイマー撮影も可能だ。ポストビュー画像をピンチアウトで拡大再生もできる。詳しくは
ここの動画で説明がされている。現在は予約中で、予約販売価格は185ドル、市販価格は199ドルを予定しているという。ニコンD3200専用のWU-1a(5250円)に比べると高価だが、上位機種にも使えるためコストパフォーマンスは高い。現在のところiOSのみ対応で、Android版の予定は決まっていない。これはAndroid版が先に発売され、iOS版が秋になるニコンWU-1aと逆である。いずれにしても、タブロイド端末とのWiFi連携はこれからの大きなトレンドとなるだろう。
GPSの話題と言えば、フリーソフト(広告つきだが)で、JPEG情報のジオタグ(緯度経度情報)を読み取って、PC上でグーグルマップで撮影場所の地図とその画像を同時表示するビューワーソフトが開発された。JpgMapというこのフリーソフトは
ここで説明を読み、ダウンロードができる。グーグルのストリートビューと連動させることも可能。また、撮影位置の変更なども行えるため、再撮影の参考になる。
吉祥寺駅付近で。工事現場の壁が不思議な感じに見えたのでシャッターを切った。少しモアレ(干渉縞)が出てしまったが、それがかえって面白い効果を出してくれた。オリンパスOM-D E-M5、M14~150ミリF4~5.6、絞りF5.6、絞り優先AE、JPEGラージファイン、AWB、ISOオート。