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2012年 10月 24日
ニコンがCXフォーマット(13.2×8.8ミリ)のニコン1 V2を発表した。V1の上位機種で、11月発売、ボディーのみ9万円前後、標準ズームキット10万円前後、ダブルレンズキット12万円前後、ハイパーダブルズームキット(10~30ミリと10~100ミリ)が15万円前後。ストロボを内蔵し、モードダイアルを装備し、デザインではグリップを強調して、従来よりも精悍にした。J2が女性路線、V2が男性路線というところだろうか。1型CMOSイメージセンサーは有効画素数1425万画素(V1は1015万画素)となった。新しい処理エンジンとしてEXPEED 3Aを搭載し、撮像感度はISO160~6400(V1はISO3200まで)、連写はAF追従で毎秒15コマ、最高60コマ。電子シャッターを利用したサイレント機能も搭載。AFは像面ハイブリッドAFで、位相差AF73点、コントラスト135点とV1と同じ。新機軸としては、シャッターボタン半押しで40コマを記録して、スロー再生し、シャッターボタンを全押しするとベストショットを記録メディアに書き込む「ベストモーメントキャプチャー」。また、「スマートフォトセレクター」ではカメラが自動的に5枚(従来は1枚)のベストショットを選ぶ。また、「モーションスナップショット」は動画と静止画が10秒のMOV動画ファイルとして保存される。内蔵EVFや0.47型約144万ドット、液晶モニタは3型約92万ドット。また、ニコンD600用と同じ別売のWiFiアダプター、WU-1bを使用することも可能だ。動画はH.264/MPEG-4 AVCのフルHD動画(1080/60i)。記録メディアはSD/SDHC/SDXC。大きさ・重さは107.8×81.6×45.9ミリ・約278グラム(電池、記録メディア別)。ボディーおよびケースカラーはブラックとホワイト。外部ストロボのSB-N7も発売される。1型イメージセンサーの画素数を多くし、またとくに望遠撮影でホールド性の良さを考慮したカメラだ。J2はマイナーチェンジだったが、V2は細部にわたってアップグレードしたメジャーチェンジ製品で、像面位相差AFとコントラストAFの性能(とくに測距速度)が注目される。さらに、32ミリF1.2(35ミリ判換算で86.4ミリ相当、ナノクリスタルコーティング)、6.7~13ミリF3.5~5.6(換算18~35ミリに相当する超広角ズーム、VR内蔵)、10~100ミリF4~5.6(換算27~270ミリ相当、手動ズーム)の開発発表もされたが、発売時期や価格は未定。
また、ニコンはFXフォーマット用のAF-Sニッコール70~200ミリF4 G ED VRを11月下旬に199,5000円で発売する。EDレンズ3枚を使用し、ナノクリスタルコーティングを採用した高性能レンズで、VR機構も従来の補正段数4段相当から5段相当にアップしている。最短撮影距離1メートル、フィルター径67ミリ、大きさ・重さは約78×178.5ミリ・約850グラム。ニコンはこれで16~35ミリ、24~120ミリと「F4通し」のシリーズを完成する。とくに、D600に向いたレンズのラインアップができあがった。 井の頭公園で。定石の「玉ボケ」を入れてみた。こういう条件ではAF測距が明るい光に引っ張られて、ピントが合うのが遅くなる。マニュアルフォーカスで撮影した。ソニーα77、タムロン18~270ミリF3.5~6.3PZD、絞りF8、絞り優先AE、JPEGラージファイン、AWB、ISO400。
by hinden563
| 2012-10-24 14:25
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