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2013年 02月 13日
「ミラーレス」カメラの今後は波乱ぶくみである。というのは、海外のメーカーが相次いで参入しそうであるし、既存のサムスンは機能的にも日本製カメラを追い上げてきているからだ。新たな参入はコダックのデジタルカメラのブランドを受け継いだJK ImagingのコダックPix Pro S1であり、これはマイクロフォーサーズ規格である。そして、ポラロイドのブランドでiM1836という「謎の」ミラーレスカメラも発表されている。このカメラが「謎」であるというのは、イメージセンサーの大きさがわかっていないからである。公表されているのは、有効画素数は約18メガピクセル、標準レンズが10~30ミリF3.5~5.6、3.5型タッチスクリーン液晶モニタ搭載、そしてAndroid 4.1に対応しているという点だ。標準ズームから推定すると、ニコン1と同じ焦点距離であるから1型センサーの可能性が高いが、マイクロフォーサーズ用のアダプターもある、という。そして、CES2013で開発展示された時点ではレンズ内にイメージセンサーを持ち、電子接点によって、カメラの画像処理回路に映像信号を送るようになっていることだ。もちろん、これは「コンセプトモデル」であり、実際の製品ではオーソドックスなカメラ内蔵イメージセンサーということになるのかも知れない。いずれにしても、独創性を重んじるポラロイドのことだから、かなり面白い「ミラーレス」カメラになるだろう。JK ImagingのコダックS1は実際には台湾の亜洲光學(ASIA OPTICAL)で製造され、ポラロイドiM1836はSakar Internationalで製造されることになっているらしい。ということは、価格で日本製のミラーレスカメラより安くなってくる可能性が高い。こういう状況になってくると、日本の「ミラーレス」カメラは2正面戦略をとらざるを得ないだろう。つまり、低価格機と高級機の2種類を出していく路線である。そして、画面サイズ(フォーマット)も1種類ではなく、2種類を出して行く必要があるかも知れない。
オリンパスが一部報道機関(スポーツニッポン、日経新聞、ともに電子版)のニュースを否定し、「ミラーレス」カメラとともに、一眼レフも継続して行くと発表した。なお、コンパクトデジタルカメラについては、高級路線をとって、安い海外製品やスマートフォンなどと差別化していく方針のようだ。 日だまりで日向ぼっこをしている野良猫。人慣れしているのか、かなりそばに行くまで逃げなかった。高倍率ズームの望遠側で撮影。オリンパスOM-D E-M5、M14~150ミリF4~5.6、プログラムAE、JPEGラージファイン、AWB、ISOオート。
by hinden563
| 2013-02-13 16:51
| デジタルカメラ
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