「Instagram」というスマートフォン用のカメラアプリは全世界で1億ダウンロードを達成したと言われる大人気アプリで、ポラロイドカメラで撮影したようなスクウェアフォーマットの画像をすぐにFacebookやTwitterなどのSNSにアップロードできるのが特長である。このInstagramを実際のデジタルカメラとして実現させたいと提案したのがADR Studioというベンチャー企業だったが、それがSocialmaticとなり、このほどアイディアを実現化するべく、C&A Marketingと契約を結んだ(
ここ)。C&AはPLR IP Holdingsが所有するポラロイドブランドの商品を市場で販売する認可を与えられている企業で、これでInstagramのリアルデジタルカメラ版「Polaroid Socialmatic」が誕生する可能性が出てきた。スペックはまだ固まっていないようだが、写真を見ると、正面デザインはInstagramそっくりで、ポラロイドのZINK方式のプリントが得られるようになっている。もちろん、撮影した画像をSNSにすぐにアップロードすることも可能だ。すでに書いたように、ポラロイドブランドではSakar InternationalがポラロイドiM1836というAndroid対応の「ミラーレス」カメラをCES2013で発表している。このカメラは2013年内には発売されると言われ、Socialmaticも2014年には発売されるという見通しだ。ポラロイドというブランドはコダックと並んで、世界中のユーザーにいまだにインパクトを持っている。コダックの「ミラーレス」カメラもJK Imagingによって2013年内に発売の見込みであるし、デジタルカメラの多様性ということで、今年はさらに面白くなりそうだ。
一部の情報によると、ソニーとAptinaがクロスライセンス契約を結んだという。ソニーもAptina も公式サイトにはなにも表明していないのだが、もし事実だとすれば興味深い。Aptinaは周知のとおりに、ニコン1シリーズのイメージセンサーの製造を担当し、自社ブランドでも1型センサーを販売している。ソニーはCybershot DSC-RX1に1型センサーを搭載していて、そのあたりのクロスライセンスになるのだろうか。
ストレートに撮ると色があっさりしすぎるので、アートフィルターを使って撮影。梅が桃の花のようになったが、これはこれできれいだ。オリンパスOM-D E-M5、M14~150ミリF4~5.6、プログラムAE、JPEGラージファイン、AWB、ISOオート。