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2013年 07月 31日
ケータイ、とくにスマートフォンがコンパクトデジタルカメラを駆逐しそうだと言われているが、スマートフォンが直接的にコンパクトデジタルカメラに影響を与えているとは思わない。スマートフォンは言うまでもなく電話機であり、それにデジタルカメラ機能があるから、記念写真や街角での出来事や、そのほかの目的にさっと取り出して写す便利さが受けているだけに過ぎないのではないか。わざわざコンパクトデジタルカメラを持ち歩くというのはカメラマニアや写真マニアであり、どうせ持ち歩くなら、「ミラーレス」カメラや、最終的には一眼レフということになるのだろう。つまり、コンパクトデジタルカメラを脅かしているのは、スマートフォンではなくて、「ミラーレス」カメラや小型一眼レフであると思う。言葉を変えれば、それだけコンパクトデジタルカメラに魅力がなくなった、あるいは優位性がなくなったと言えるだろう。ただ小さいだけ、ただ高倍率ズームが付いているだけ、ならコンパクトカメラ資金をスマートフォン資金に振り替えてしまうのではないか。個人的には大口径広角レンズ付きで、イメージセンサーの大きなコンパクトデジタルカメラのほかにコンパクトデジタルカメラは必要がない。こういう「高級コンパクトデジタルカメラ」はいつも持ち歩いているが、ズームレンズが欲しい、と思ったこともほとんどない。ズームレンズなら高倍率ズームレンズでしかもAPS-Cやせめてマイクロフォーサーズに対応するものが欲しいし、そうなると、「ミラーレス」カメラあるいは一眼レフ、ということになる。一眼レフも仕事ではないのに持ち歩くには重いし、そうなると「ミラーレス」カメラに高倍率ズームということになる。コンパクトデジタルカメラも小さくて、Wi-Fiを搭載していて、3G/4G LTEにも対応し、さらにAndroid OS搭載なら、1台ぐらい持ってもいいな、と思う。その上で完全防水というか、水中撮影もできるなら、これはある程度魅力がある。個人的にはよほど気が向いたときでないとスマートフォンのデジタルカメラ機能を使わない人間でありながら、コンパクトカメラ、とくにセンサーの小さなズームコンパクトにはほとんど興味がないのである。一昨年、ズームコンパクトを数台試しに買ってみたが、ほとんど使わず、面白くもないのでぜんぶ売却してしまった。コンパクトデジタルカメラが生き残るためには、大型センサーの高級タイプに行くか、付加価値をたくさん付けるしかないだろう。 カシオの「フリースタイル」コンパクトデジタルカメラ、EXILIM EX-TR15が限定3,000台を完売したという。これは独創的なスタイルがTR-100の時から受けていて、しかも限定販売だから売れたのだと思う。これを何万台も売るのは大変ではないだろうか。 レンズが交換できなくても、仕事の撮影ではないから、まったく不便は感じない。むしろ、レンズ交換ができないということで、撮影のフットワークが軽くなる。フジフイルムX100S、絞りF5.6、絞り優先AE、JPEGラージファイン、AWB、ISO200。
by hinden563
| 2013-07-31 16:32
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