カメラの商品名はアルファベットと数字の組み合わせが多い。とくに一眼レフの場合、数字がその商品のランクというか、ラインアップ上の位置を示している。キヤノンの場合だと、EOS-1シリーズを筆頭に、ひと桁シリーズは35ミリ判のEOS5D Mark III、EOS6Dとなっているが、EOS7DはAPS-Cである。ふた桁シリーズはAPS-Cの中堅モデルで、これはEOS10D以来ずっと続いている。ローエンドは数字よりもKissというネーミングで区別されたAPS-C機である。ニコンはニコンFから始まるひと桁シリーズがフラグシップであったが、デジタルになって画面サイズはAPS-Cから35ミリ判と変動している(キヤノンもEOS-1DシリーズはAPS-Hであったが)。そして、D100、D200、D300と来た三桁シリーズはAPS-Cの高級タイプであったが、突然にD600という35ミリ判の普及タイプが登場した。また、D800という35ミリ判高級タイプもある。そして、APS-Cの一般タイプはD70、D50、D90などふた桁シリーズだったのだが、いまではD3200、D5200、D7100という4桁シリーズになった。ペンタックスのデジタル一眼レフは*istDから始まり、K10D、K20D、K100Dなどを経て、いまはK-5DII/IIsとK-50だけになっている。ソニーは現在のところ一眼レフはないが、透過ミラータイプのレンズ交換式カメラがαふた桁シリーズとして存在する。一眼レフはα三桁シリーズだったので、もし新しいラインが出てくるとすればα4桁シリーズになるだろう。このように商品名というか、型番からそのメーカーの戦略も見えてくるのだが、わかりやすくして欲しいとは思う。ニコンで言えば、三桁シリーズはどうするのか、キヤノンならばEOS7Dの後継機はそのままのネーミングか、ということである。もちろん、商品名を付けるのはメーカーの勝手なのだが、ユーザーを混乱させるようなネーミングにはして欲しくないのである。
ベルボンは6段のカーボン一脚、Geo Pod E76Sを発売した。縮長42.5センチだから携帯性がいい。価格は28,350円。ただし、一脚は過信禁物であり、きちんと使わないとブレのもとになる。
繁華街をぶらぶら歩きの途中で撮影。イギリス風パブであるが入ったことはない。富士フイルムX100S、絞りF5.6、絞り優先AE、JPEGラージファイン、AWB、ISO200。