ライカカメラジャパンはライカM(Typ 240)とズマリットM35ミリF2.5をセットにした「ライカMスターターキット」を9月1日に100セットの限定発売をする(ブラックとシルバーがそれぞれ50セット)。価格は999,000円(税込み)。「スターターキット」というのは、入門キットとか、初心者キット、というようなニュアンスだと思うが、それがほぼ100万円というのはライカの常識と私の感覚がずれているのだろう。まあ、メタルフードやUVフィルターも付いていて、ばらばらに購入するよりは18万円ほど安くなっている。なぜ、ライカM-Eをズマリット35ミリとセットにしないのだろうか、と思って調べてみると、量販店でも在庫僅少ということになっている。ということは、M-Eは生産中止になっているか、そうでなくても近いうちに生産中止になるということのようだ。ライカM-Pが先日発表されたが、これはTyp 240の型番どおり、内容的にはライカMと変わらない。噂では、ライカMから液晶モニタを省略し、動画機能も省略し、さらにRAWしか撮影できないデジタルカメラが限定販売されるかも知れない、ということだ。もしこれが本当なら、個人的にはライカならではのレンジファインダーと、フィルムカメラのように現像(RAW現像)するまで結果がわからない、ということになり、面白いと思う。もし、そのようなカメラが登場するなら、フィルムカメラのように撮れて、じつはデジタル画像が得られるという世界でほとんど例のないデジタルカメラとなるわけだ。まあ、これは噂というか、半分ジョークだと思っているのだが、そういう夢を見させてくれるのがライカである。
ライカと言えば、中判デジタルカメラ、ライカS(Typ 006)用のズミクロンS100ミリF2 ASPH.を発表した。価格は未定、10月発売予定。3枚の異常部分分散ガラスを含む5群7枚構成の大口径ポートレートレンズ。35ミリ判換算では、約80ミリに相当する。最短撮影距離0.7メートル、フィルター径E82、大きさ・重さは91X102ミリ・910グラム。いよいよフォトキナではライカ(Typ 006)の後継機が発表されるのだろうか?
ちょっと気味が悪い写真になってしまったが、セミの抜け殻。シャープに写すために内蔵ストロボを使用。ソニーα6000、E 16~50ミリF3.5~5.6PZ、プログラムAE、ストロボ使用、JPEGラージファイン、AWB、ISO400。