噂によると、キヤノンからはEOS7D MarkIIが、ニコンからはD750が登場するそうである。個人的にはこの両者が逆のほうが望ましい。つまり、キヤノンからは高速連写(毎秒8コマぐらい)の35ミリ判一眼レフ、ニコンからは高速連写(やはり毎秒8コマぐらい)のAPS-Cサイズ一眼レフ、ということだ。なぜなら、キヤノンには35ミリ判の高速連写ハイエンド機EOS-1D XとオールラウンドなEOS5D MarkIIIの間がないからである。EOS-1D Xは高速連写(毎秒12コマ、ミラーアップで14コマ)であるが、画素数は約18メガピクセルである。いっぽう、EOS5D MarkIIIは連写が毎秒6コマであり、画素数は約22.3メガピクセルだ。この毎秒6コマというのはニコンD810が画素数約36メガピクセルで毎秒約5コマと比べて、それほどのアドバンテージではない。ここで、画素数約24メガピクセルの35ミリ判で、毎秒約8コマのEOS(EOS3D?)が登場すれば、ニコンに対して優位に立つことができるだろう。逆に、ニコンは35ミリ判一眼レフよりも、APS-C一眼レフに注力すべきなのではないか。前にも書いたが、D7100は連写が毎秒約6コマで、毎秒約7コマのEOS70Dにも、そして毎秒約8コマのペンタックスK-3にも負けているのである。ニコンが35ミリ判高速連写機を出すとすると、ハイエンドのD4S、特別なラインとしてDf、高級機のD810、そしてD750?、D610とたしかに、35ミリ判のラインアップは完成する。しかし、APS-CがD7100をトップに、D5300、D3300と手薄なのである。ここで高速連写のD7300?(あるいはD9300?)を出しておく必要はないだろうか。もちろん、メーカーの戦略によって、製品の優先順位は決まるから、部外者である私が口を出しても、戦略が変わることはないだろう。しかし、噂を聞くたびに、「逆ではないだろうか」という考えが脳裏をかすめるのである。
ネコ、と言ってもヤマネコである。子供のライオンのようでもあり、かなりどう猛な感じがする。オリンパスOM-D E-M5、M75-300ミリF4.8~6.7、絞りF6.7、絞り優先AE、JPEGラージファイン、AWB、ISO800。