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2014年 10月 07日
「ミラーレス」カメラは性能の点でも一眼レフを抜くだろう、という予測をする人がいる。たしかに、現状でもサムスンNX1のように、毎秒15コマの連写や画面全体209点の像面位相差AFなど、一眼レフを抜く機能を持った「ミラーレス」カメラが出現している。しかし、私見では、「ミラーレス」カメラは価格が手ごろだから売れるのではないだろうか。そして、二番目の理由は小型軽量であること、これが「ミラーレス」カメラの売り上げを伸ばしている理由だと思っている。「ミラーレス」カメラの性能をアップして、一眼レフを追い抜けば必ず売れると思っているメーカーもあるようだが、私はそうは思わない。あくまでも、安くて、軽くて、小さいから売れるのだと思っている。この傾向をいちばん読んでいるのはキヤノンであって、だからEOS Kiss X7のように小型軽量の一眼レフを出してくるのである。価格がもっと安ければ、Kiss X7はさらに売れるだろう。「ミラーレス」カメラではなく、一眼レフを買うユーザーは多かれ少なかれ、カメラのステータスに興味を持っていると思う。いくら「ミラーレス」カメラの性能がアップしても、ステータスとしての一眼レフの地位はそう簡単には崩れないだろう。そういう環境の中で、高速連写機に特化したキヤノンEOS 7D MarkIIは11月上旬の発売だが、売れるだろうと予想している。なぜなら、このカメラは一眼レフのステータスをきちんと持っているからである。ニコンD750も一眼レフとしてのステータスを持っているが、いまひとつ訴求力が弱い。バランスがきわめていいのだが、逆から言うと、優等生なのである。一眼レフにはもっとステータスを強調するための「冒険」が必要であると思う。EOS 7D MarkIIには反対の声も多いだろうと想像する。ただの高速連写機だとか、スペックオタク向きだとか、その種の声である。しかし、そのように尖っているからこそ、このカメラは魅力的であり、いくら反対派があげつらっても売れるだろうと思う。一眼レフに必要なのは「挑戦」であり、逆に「ミラーレス」カメラに必要なのは低価格化と動画性能の強化だろう。
ライカカメラジャパンはライカX-E(Typ 102)を10月11日に発売する。価格は236,520円(税込み)。ライカX2の外観をアレンジしたカメラで、ライカX(Typ 113)の下位機種になる。 秋もだんだん深まり、光がきれいな時期になってきた。光と影があれば、なんでも撮ってしまう所存である(笑い)。ソニーα6000、E 16-50ミリF3.5-5.6PZ、絞りF5.6、絞り優先AE、JPEGラージファイン、AWB、ISO400。
by hinden563
| 2014-10-07 17:02
| デジタルカメラ
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Comments(4)
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by
kofuji
at 2014-10-07 20:21
x
ミラーレスの利点の一つに広い範囲での顔認識がありますね。これは一眼レフでは真似ができません。
小型軽量が一眼レフに対するミラーレスの優位性というのその通りだと思います。一眼レフもさらに小型軽量化必要でしょう。 それにしてもキヤノンはエントリーモデルに力を入れていますね。EOS Kissが4機種、EOS Mが2機種あります。エントリーモデルで確実に利益を出すビジネスモデルを構築しているのでしょう。一方ニコンはエントリー機の価格競争ではキヤノンには勝てないので中級機に力を入れているのでしょう。
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19642002 at 2014-10-07 20:56
はじめまして。
いつもワクワクしながら読んでます。 さて、ブログ内に書かれてありました7DmarkⅡの発売日は 11月15日に決定なのでしょうか? 私はキヤノン使いですので気になります。 発売日はひょっとしてまた延期になるのかなと思っておりましたが。 ありがとうございます。
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hinden563 at 2014-10-08 14:54
kofujiさん
そうですね、顔認識は像面AFでないとむずかしいですね。ただ、ニコンやキヤノンのハイエンド、およびニコンD810、D750は多画素の測光センサーを使って顔認識をしています。ですので、一眼レフができないというわけではないようです。
Commented
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hinden563 at 2014-10-08 14:56
19642002さん
キヤノンEOS 7D MarkIIの発売日は現在のところ11月上旬ですね。15日に決定ではありませんでした。勘違いですみません。
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