ソニーは独自規格の記録メディアであるXQDの高速タイプ、Gシリーズを10月24日に発売する。価格は128GBが92,000円前後、64GBが55,000円前後、32GBが33,000円前後(いずれも税別)を想定。読み出し速度400MB/秒、書き込み速度350MB/秒を達成した。従来はソニーXQD SシリーズおよびLexar 1100Xで168MB/秒、ソニーHシリーズで128MB/秒だった。新しいXQDフォーマットVer.2.0に準拠するため、ニコンD4Sではそのまま使用できるが、D4では互換性はあるものの、転送速度はカメラ側ファームウエアに依存するため、従来のXQDカードと同じレベルになってしまう。なお、XQDメモリーカードを使うカメラはニコンD4、同D4Sのみであり、D4で最初に採用したものだ。なぜ、ニコンがXQDメモリーカードを使うのか、そのメリットがわからないのだが、D4Sに採用したのはD4と互換性を維持するためだろう。ただ、メモリーカード最大手のSanDiskはXQDをサポートせず、CFast Ver.2.0に準拠したCFカードを販売しており、この転送速度は現時点でも、読み出し450MB/秒、書き込み350MB/秒となっている。Lexarは読み出し500MB/秒以上のCFastカードを販売している。CFastはまだ採用しているデジタルカメラがないが、おそらくキヤノンEOS-1Dシリーズの次期機種などでは採用してくるものと思われる。その場合にはCFastのダブルスロットになり、ニコンD4、D4SのようにCF(UDMA7)とXQDのダブルスロットという変則的なものと対照的になるだろう。ニコンD4、D4Sの場合、今回の新型QXDの登場で、転送速度はCFastなみにはなったが、異なるメディアのダブルスロットというのは、ダブルスロットのメリットが半減してしまう。ニコンがあくまでXQDにこだわるのなら、次期ハイエンド機はXQDのダブルスロットにして欲しい。いや、本音をはっきり言えば、CFastを採用すべきではないだろうか。
ダリアという花はあまり好きではないのだが、写真映えがするので、よく撮影をする。撮りやすい高さと背景であることも理由だ。オリンパスOM-D E-M1、M75-300ミリF4.8-6.7II、絞りF6.7、絞り優先AE、JPEGラージファイン、AWB、ISO800。