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2015年 02月 06日
キヤノンは有効画素数約5060万画素の35ミリ判一眼レフ、キヤノンEOS 5DsとEOS 5Ds Rを6月に発売する。直販価格はEOS 5Dsが468,000円、EOS5Ds Rが498,000円。5Dsと5Ds Rのちがいは後者がOLPF(光学ローパスフィルター)を無効化して、解像度をさらに高めている点。35ミリ判カメラとして、最大の画素数を持つカメラとなった。撮像感度は常用ISO100-6400(拡張でISO50、12800、オートはISO100-3200)。連写は最高約5コマ/秒とこれだけの画素数にしては高い連写能力を持つ。映像エンジンはデュアルDIGIC 6。連続撮影可能枚数はJPEGラージファインで約31枚、RAWおよびRAW+JPEGで約12枚。ただし、対応するUDMA7のCFカードを使った場合、JPEGで約510枚、RAWで約14枚となる。データ量が非常に多いため、CFカードはUDMA7対応を使うべきだろう(SDとのダブルスロットだがUHS-I対応)。また、キヤノンとしては初めてクロップに対応し、約1.3倍(APS-H相当)、約1.6倍(APS-C相当)のほか、アスペクト比を1:1、4:3、16:9と変えられる。M-RAW(約2800万画素)、S-RAW(約1240万画素)も可能。カメラ内RAW現像可能。AFは61点位相差AF(最大41点クロス、使用レンズにより変わる)で、中央縦5点はF2.8対応のデュアルクロス。約150K画素RGB+IRセンサーによる252分割評価測光が可能で、顔・色情報を使用したiTR AFが可能。AFマイクロアジャストメントにも対応。ファインダーはペンタプリズム使用の一眼レフで、視野率約100%、倍率約0.71倍(50ミリレンズ時)、スクリーンは固定式。グリッドおよび水準器のほか、さまざまな情報を表示可能。シャッターはメカニカル(電子制御)で、最高速1/8000秒、シンクロ1/200秒。ストロボは内蔵せず、外部ストロボに対応。ライブビューおよび動画はコントラストAFで、顔+追尾優先AFおよびライブ1点AF可能。MFでは16倍までの拡大可能。測光は315分割評価測光可能。液晶モニタは3.2型ワイド(3:2)で、約104万ドット、固定式。動画はフルHD(1080/24-30p ALL-IおよびIPB)。電源はLP-E6N/LP-E6で、CIPA基準で約700枚の撮影が可能。バッテリーグリップ装着可能。大きさ・重さは約152X116.4X76.4ミリ・約845グラム(EOS 5Ds本体のみ)。また、同社は35ミリ判フルフレーム対応のEF 11-24ミリF4L USMを2月下旬に発売する。価格は45万円。35ミリ判でもっとも広角のズームレンズになる。SWC、ASCの両方のコーティングを採用。防塵防滴構造、最前面と最後面にはフッ素コーティング。スーパーUDレンズ1枚、UDレンズ1枚、非球面レンズ4枚を含む11群16枚構成、最短撮影距離は短焦点側0.32メートル、長焦点側0.28メートル、フィルターは後部挟み込み式。大きさ・重さは108X132ミリ・約1180グラム。
また、同社はエントリー一眼レフのEOS 8000DとEOS Kiss X8iを4月上旬に発売する。直販価格は8000Dがボディーのみ97,800円、18-135キットおよびダブルズームキットが134,800円。イメージセンサーは有効2420万画素CMOSで、撮像感度ISO100-12800(拡張で25600)、連写速度約5コマ/秒。AFは19点位相差AF(最大19点クロス中央1点はF2.8対応デュアルクロス)、映像エンジンはDIGIC 6。ライブビューおよび動画ではハイブリッドCMOS AFIIIが可能。測光は7560画素RGB+IRセンサーによる63分割評価測光が可能。シャッター最高速は1/4000秒、シンクロ1/200秒。ストロボを内蔵している。動画はフルHD(1080/24-30p)。液晶モニタは3型約104万ドットで、フリーアングル。Wi-Fi機能内蔵。いままでのエントリー機とちがうのは、大型サブ電子ダイアルおよび上部液晶モニタを備え、EOS 70Dに近いこと。電池はKO-E17、CIPA基準で約440枚の撮影が可能。大きさ・重さは約131.9X100.9X77.8ミリ・約520グラム(本体のみ)。EOS Kiss X8iは直販価格ボディーのみ92,800円、18-55STMキットが101,800円。ダブルズームキットが129,800円。8000Dとのちがいは、サブ電子ダイアル、上部液晶パネルなどがない点のみ。中身はほぼ同じ。大きさ・重さは約131.9X100.7X77.8ミリ・510グラム(本体のみ)。 キヤノンはさらに、EOS M2の後継機である「ミラーレス」のEOS M3を3月下旬に発売する。直販価格はボディーのみ56,800円、18-55STMキットが71,800円、ダウぶるレンズキットが85,800円、ダブルズームキットが96,8000円。ストロボを内蔵し、外付けEVF(EVF-DC1)に対応、液晶モニタは180度上方ティルトで自分撮りが可能。さらに、初心者向け「クリエイティブアシスト」を搭載。イメージセンサーは有効2420万画素、感度はISO100-12800、連写は最高4.2コマ/秒。ハイブリッドCMOS AFIII(49点測距)を搭載。Wi-Fi、NFC機能搭載。液晶モニタは3型約104万ドット。電源はLP-E17で、CIPA基準で約250枚撮影可能。大きさ・重さは110X68X44.4ミリ・約319グラム(本体のみ)。 キヤノンの怒濤の進撃という感じである。 半逆光に光るリスちゃん。超望遠ズームで撮影。オリンパスOM-D E-M1、M75-300ミリF4.8-6.7II、絞りF6.7、絞り優先AE、JPEGラージファイン、AWB、ISO800。
by hinden563
| 2015-02-06 14:20
| デジタルカメラ
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Comments(6)
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kofuji
at 2015-02-06 15:10
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EOS 5Ds/5Ds Rの画素数は5000万画素と凄いですが、それ以外は目新しさはないですね。
ローパスキャンセルもクロップも2年前に出たD800/D800Eに搭載済ですから。 イメージセンサーはソニー製との噂がありましたが、外部AD変換なので間違いなくキヤノン製ですね。 でもデュアルピクセルCMOS AFは搭載されていないようです。
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hinden563 at 2015-02-06 15:21
kofujiさん
EOS 5Ds/5Ds Rの名称どおりにEOS 5D MarkIIIを基本にイメージセンサーを高精細なものにしたカメラですね。5000万画素もあればローパスレスだけでいいと思うのですが、ニコンD800/D800Eと同じような路線というのが興味深いですね。キヤノンがソニー製センサーを使うという噂には?でしたが、やはり内製のようですね。5000万画素でDPにするのはかなり大変でしょう。いずれにしても、これだけ一挙に発表できるのは素直にすごいと思います。
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focus-ys at 2015-02-06 18:02
私はコレなかなかいいと思います。
外観デザインはそのまんま5DMk3のようですが、中身はかなり手を入れてあり、5000万画素に巧くチューニングできているようですので、高画素高精細が必要なときははこの機種でいけそうな気がします。
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hinden563 at 2015-02-06 19:00
focus-ysさん
キヤノンのことですから、ちゃんと仕上げてきていると思います。ソニーのセンサーを使うわけがないですね。ただ、私は個人的には35ミリ判は必要ないですし、高精細なイメージセンサーも必要ありません。ですので、トレンドウォッチャーとして、現状を分析し、将来を占うだけです。EOS 5Ds/5Ds Rはプロの、それも一部にしか必要のないカメラだと思っています。つまり、5000万画素の中判デジタルカメラを使うユーザーで、もっとハンドリングのいいカメラを求めているプロユーザーですね。
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jkz
at 2015-02-07 13:16
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一挙に13機種モデルチェンジでしたっけ、今回のキヤノンは凄いですね。ここのラインナップを覚えるのは今がチャンスだと思っています。と言うのも、私は多くのメーカーで最近の機種ラインナップがなかなか覚えられないんです(笑)。ドレが終わってそれに代わるナニが出てきたのか、今ある中でコレとソレはどちらが上位機種なのか?…フラッグシップ機だけは分かりますが、それ以下(以外)がちんぷんかんぷんです
最初は良かったのに現在はさっぱり分からなくなったのがフジフイルムで、X-E1が出たあたりまでは付いて行けていましたが、ちょっと目を話した隙に今はもうサッパリです(笑)。最初から分からないのがオリンパスで、ここはフォーサーズとマイクロフォーサーズが頭の中でゴッチャになっているものと思われます(笑)。 そんな私でもスッキリバッチリ一目瞭然なのはシグマ(爆)。今はMerrillとQuattroが混在していますが、基本的に主力センサーは1つだけでやりくりしている(せざるを得ない?)ラインナップは昔のApple Macintoshみたいで選び易いので助かります(笑)。
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hinden563 at 2015-02-07 14:53
jkzさん
キヤノンがコンパクトカメラをこんなに出すとは思っていませんでした。しかも、大半は1/2.3型センサーで、円高から円安になったおかげなのか、などと思っています。しかし、機種名はぜんぜん覚えられません。もともと、コンパクトカメラはフィルム時代からあまり興味がなかったのです。 キヤノンの一眼レフのラインアップは割とわかりやすかったのですが、今回EOS 8000Dが出てきたことで、わからなくなるかも知れません。富士フイルムのXシリーズはだいたいわかっていますが、コンパクトカメラはもちろん(笑)わかりません。オリンパスもフォーサーズの機種は頭の中で混乱しています。シグマはたしかにわかりやすいですが、DPシリーズはセンサーによってまるで違ってくるので、元祖、無印、メリル、クアトロと分ける必要がありますね。
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