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2015年 08月 05日
ようやくネット環境が整いましたので、この日記を再開します。長い間、休載してすみませんでした。
休載中、大きなニュースや語るべきトピックなどがなかったのが幸いだったのかどうかは別にして、やや大きめのニュースと言えば、ニコンが3本のFXフォーマット対応のAF-Sニッコールレンズを発表したことだろうか。この中で、私が注目するのはAF-S 200-500iミリF5.6E ED VRで、200-400ミリF4を望遠側で超えて、しかも価格が175,000円とこのクラスにしては低価格だ。タムロンやシグマの150-600ミリに対抗するレンズだが、価格もレンズメーカーに張り合った意欲作だ。絞りが電磁絞りのEタイプレンズであるという点も注目される。手ブレ補正機構のVRは効果が4.5段ぶんと大きく、スポーツモードもある。レンズ構成はEDガラス3枚を含む12群19枚構成、最短撮影距離2.2メートル、フィルター径95ミリ。大きさ・重さは約108X267.5ミリ・約2300グラム(三脚座込み)。つぎに注目したいのはAF-S24ミリF1.8G EDで、大口径広角レンズ。価格は92,500円とこのクラスにしては高くない。DXフォーマットだと35ミリ相当F1.8となるわけだ。レンズ構成はEDガラス2枚を含む9群12枚構成で、ナノクリスタルコートも採用している。最短撮影距離は0.23メートル、フィルター径72ミリ。大きさ・重さは約77.5X83ミリ・約355グラム。もう1本は大口径標準ズームレンズのAF-S 24-70ミリF2.8E ED VRで、8月27日発売。価格は287,500円と高価であるが、いわゆる大三元ズームレンズの中核となるレンズだ。ニコンの標準ズームとしては初めてVRを搭載し、効果は4段ぶん。ノーマルとアクティブモードが選べる。また、電磁絞りになっている点も注目される。EDガラス2枚に加えて、初めて非球面EDガラスを1枚採用した16群20枚構成というすごいもの。これだけの構成枚数だからとうぜんとも言えるが、ナノクリスタルコート採用。レンズ前面には汚れ防止のフッ素コートも施している。最短撮影距離は35-50ミリ領域で0.38メートル、24ミリと70ミリの広角・望遠端では0.41メートル、フィルター径は82ミリ。大きさ・重さは約83X133ミリ・約1070グラム。ニコンとして、最高峰の標準ズームレンズを目指した製品と言える。 超望遠レンズの切り取り効果を使ってチャペルの一部を撮影。添景人物が現れてくれなかったのが残念。オリンパスOM-D E-M1、M75-300ミリF4.8-6.7、絞りF6.7、絞り優先AE、JPEGラージファイン、AWB、ISO800。
by hinden563
| 2015-08-05 17:17
| レンズ
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Comments(4)
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19642002 at 2015-08-05 21:36
このたびは、日記の再開を心よりお祝い申し上げます。
また日記を楽しめる事をうれしく思います。 さて、今回のニコンの3種の新レンズで、 特に200-500ミリのレンズが気になっております。 価格が非常にリーズナブルなので、ニコンユーザーにとっては、 少し頑張れば手が届く、超望遠ズームレンズでありますね。 そこで解らないので、少し質問です。 ひょっとしてこのレンズ、 何処かのレンズメーカーからのOEMなのでしょうか? 以前、ネットサーフィンをしていると、 全てのメーカーから販売されているレンズはすべてそのメーカーが製造しているとは限らないと、 そんな書き込みを見た記憶が御座います。 しかし、私はメーカーから出るレンズはすべてメーカーが企画、 設計、製造、販売と思っております。 この考え方は間違っているのでしょうか? 私の使用するカメラはキヤノンを使用していますし、 もちろんレンズはキヤノン純正を使っております。 ひょっとしてキヤノンも全てのレンズではないものの、 レンズメーカーのOEMの形をとっているのでしょうか? レンズメーカーから販売されているレンズはどれも価格が低いので それならば無理に価格の高い メーカー純正レンズを買わなくても良いのではないか? と思っております。 こんな質問をここでするのは間違いであるかもしれませんが、 無知な私に、 ご教授お願いいたします。
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hinden563 at 2015-08-05 22:27
19642002さん
結論から言いますと、キヤノンやニコンのレンズでもOEMの製品はありますし、メードインジャパンでない製品もあります。ただ、品質基準は各メーカーのものに準じているので、問題はないと思っています。200-500F5.6がニコン純正であるのかどうかは私は知りません。しかし、ニコン基準で作られていることは間違いないので、私は80-400よりも欲しいレンズですね。
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jkz
at 2015-08-06 11:07
x
お久しぶりです。今年の夏はホント堪えますねぇ。
ニコンの新しい3本、どれもいいとこ突いてきている印象です。1.8シリーズはAPS-Cユーザーでも気になる存在でしょうし、200-500mmもあの価格なら使ってみようかと動く人も出てきそうです。標準ズームなのに1kg超えの大三元(笑)は、VR以外の項目も技術的な出し惜しみ間が全く感じられない渾身の1本に思えます。今でもまだバックオーダーを抱え続けているAF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VRも含め、「こういうのが欲しかった」と思わせる上手い商品ラインナップが出来つつある印象です。 さて、大型超望遠レンズ群が揃ってモデルチェンジを終えた今、残るサンニッパがどう変わるか。買えない物に興味を思っても仕方無いんですが(笑)、それとは別にD300Sの後継機種を待っているユーザーは今でも存在すると思うので(笑)、メカ的な信頼性アップの洗い直しも含めて期待したいところです。
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hinden563 at 2015-08-06 14:09
jkzさん
ネット環境が整わなかったので、やむを得ず休載しました。その間、いろいろな事務手続きなどで酷暑の中を走り回っていました。日本は熱帯になったようです。 ニコンのこの3本はどれも魅力がありますが、個人的には大三元は畏れ多い(笑い)ので、やっぱり200-500と24/1.8でしょうか。ニコンが一時休眠状態にあったのは、いろいろ準備をしていたのでしょう。この勢いだと、D300S後継機も期待できそうですね。
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