デジタルカメラのメニューに関しては、いろいろ言いたいことがあるが、なかでも「メニューへの一元化」を求めたい。つまり、メニューではなんでもできるようになっていて欲しいのだ。最近のデジタルカメラはいろいろなボタンに機能を割り付けているが、その機能がメニューにない場合がある。これがなぜ困るかというと、いろいろボタンが多すぎて、どこでセットすればわからなくなってしまうことがあるからだ。そういう場合、ともかくメニューを呼び出せば、すべてセットできるようになって欲しいわけである。反論もあると思うが、だんだん記憶力が退化してきている身としては、もうメニューに一元化してもらったほうが、よほどわかりやすいし、操作も早い。操作ボタンの機能割り付けをいろいろ変えられるカメラが多く、メーカーはそれをアッピールポイントのひとつとしているが、忘れてしまったら、いろいろなボタンを操作しなければならないことになる。そんなことをしている時間があったら、メニューを呼び出し、さっと設定したほうがよっぽど便利なのだ。おまけに最近では、ファンクションボタンと称して、設定の一部をショートカットできる機能がある。これは便利なのだが、これにない項目があり、やはりメニューに戻らざるを得ない。こういう意見は時代に逆行しているのはわかっているのだが、シャッター速度、絞り、露出補正、ホワイトバランスぐらいボタンやダイアルで操作できれば、あとはぜんぶメニューまかせでいいと思っている。もちろん、これらもいざという場合に備えて、メニューに一元化しておいて欲しい。
パートカラーに凝っていた頃の画像。一時、はまりにはまったが、飽きてしまった。最近のカメラでデジタルフィルターを搭載している機種はほとんどパートカラーを採用している。ソニーNEX-C3、E18-55ミリF3.5-5.6、絞りF9、絞り優先AE、ISO200。