アメリカのベンチャー企業、Lightはまったく新しい発想のデジタルカメラ、Light L16を発表した。16個のレンズ・センサーモジュールを搭載し、焦点距離範囲に応じて、10個のカメラモジュールで同時撮影し、画像処理するもの。これにより、約5200万画素の画像合成ができるほか、被写界深度を撮影後に自由に変えることができる。カメラモジュールは35ミリF2.4が5個、70ミリF2.4が6個、150ミリF2.4が5個あり、したがって焦点距離の範囲は35-150ミリとなる。なお、イメージセンサーの大きさは不明。出力ファイルはJPEG、TIFF、DNG。焦点距離を変えるには、背面タッチパネルのピンチイン・ピンチアウトで行える。また、ほかの操作もほとんどタッチパネルで行えるようになっている。スマートフォンのように薄型のカメラにするために、レンズは屈曲光学系を使用している。2016年夏に1699ドルで発売予定だが、現在専用ページから予約すれば1299ドルで購入可能という。Light Fieldカメラではないし、スマートフォンではないし、かと言ってミラーレスカメラや、まして一眼レフでもない、まったく新しいコンセプトのカメラだ。デジタルイメージング技術を駆使した非常に興味深いカメラである。
DJIは3軸ジンバル(角速度センサー)手ブレ補正技術を搭載したデジタルカメラ、Osmo(オズモ)を発表した。10月中旬発売予定で、価格は85,000円(税別)。手ブレ補正だけでなく、パノラマ写真の撮影も可能だ。4K動画の撮影も可能である。イメージセンサーは1/2.3型約1200万画素。マイクロフォーサーズ規格の上位機種もある。いままでジンバルは2軸だったが、3軸とした点が世界初という。これも注目すべきカメラである。
だいぶ以前に撮った写真。こういうライブ会場の撮影は光を読むのがむずかしい。ニコンD300、AF-S DX VR 18-200ミリF3.5-5.6G、絞りF5.6、絞り優先AE、JPEGラージファイン、AWB、ISO3200。