最近のレンズ交換式デジタルカメラには一眼レフ、ミラーレスを問わず、「カメラ内RAW現像」が増えてきた。JPEG撮って出しを優先し、そのためにフィルムシミュレーションを搭載している富士フイルムでさえ、X-T1、X-T10ではカメラ内RAW現像機能を搭載している。いや、レンズ一体型カメラの中にさえ、RAW撮影のできるものは、カメラ内RAW現像機能を搭載するようになった。シグマdp QuattroシリーズはFoveon X3という独特のイメージセンサーにも関わらず、カメラ内RAW現像を搭載するようになった。これは画期的なことで、もし一眼レフのSD1 Merrillもマイナーチェンジあるいは全面モデルチェンジするなら、ぜひともカメラ内RAW現像を組み込んで欲しい。カメラ内RAW現像はパラメータに制約はあるが、使ってみると、ノートPCをRAW現像のために持ち歩くのが面倒になるほどだ。もちろん、ノートPCはほかの目的でも使うし、モニタの大きさが違うから、存在価値はあるのだが。カメラ内RAW現像はパラメータも増えてきているので、未体験ならぜひ使ってみることをお奨めしたい。
キヤノンはオンラインショップで、ミニチュアの交換レンズにUSBメモリーを組み込んだ限定販売品を本日12時に発売開始した。これは設計図をもとに作られたフィギュアということで、EF 24-105ミリF4LとEF 70-200ミリF2.8L IIの後部にUSBポートを付けたもの。この2本のミニチュアレンズは同じく精密に作られたEOS 5Dsのミニチュアとセットになり販売された。価格は各1,0778円(税込み)。さらに、レンズ2本とカメラのミニチュアセットもあり21,556円(税込み)。限定1000個で、1人1個かぎり、もちろん撮影はできないが、EOS5Ds/5Ds Rオーナーには楽しいフィギュアだ。EOS 5Ds/5Ds Rと同時発売だったら、もっと良かっただろうが、レンズ型のUSBメモリーは楽しそうだ。
追記 シグマのカメラ内RAW現像について読者からご指摘がありましたので、本文を書き直しました。思い込みによるものですが、間違いをお詫びいたします。
ヘリコプターを撮影していたら、向こう側にも同型のヘリ(警視庁所属)が飛んでいた。偶然にいいタイミングで捉えられた。ニコンD7200、DX VR 18-300ミリF3.5-6.3、絞りF16、絞り優先AE、RAW(Nikon Capture NX-Dで現像)、ISO800。