キヤノンはミラーレスカメラを順調に発展させてきている。2012年9月に独自マウントのミラーレスカメラ、EOS Mダブルレンズキットを発売。2013年12月にはハイブリッドCMOS AFIIを搭載したEOS M2ダブルレンズキットを発売した。2015年3月にはハイブリッドCMOS AFIIIを搭載したEOS M3を発売。2016年11月にはデュアルピクセルCMOS AFを搭載したEOS M5(本体およびクリエイティブマクロダブルレンズキット、STMレンズキット2種)を発売して現在に至っている。EOS M、EOS M2では液晶モニタのライブビューによる撮影だったが、EOS M3では外付けEVFに対応した。さらに、EOS M5ではEVFを内蔵している。そして、噂によると、EOS M5から内蔵EVFを省略し、かわりに外付けEVF対応としたEOS M6が近く発表されるという。イメージセンサーはAPS-Cサイズ(35ミリ判換算率1.6倍)のCMOSセンサーだが、最初のEOS Mでは約1800万画素だったのが、M5では約2420万画素にまで増えている。AFは最初のEOS Mでは測距速度が遅いと不評だったが、EOS M5では非常に早くなっている。キヤノンはEOS Mシリーズに地道な改良を加えてきた。今後は一眼レフとともに、同社のデジタルカメラの柱になっていくと見られるEOS Mシリーズである。
警視庁のアウグスタウエストランドAW139。RAWで撮り、ピクチャースタイルなどを調整し、トリミングした。キヤノンEOS 7D MarkII、タムロン16-300ミリF3.5-6.3、絞りF8、絞り優先AE、RAW、ISOオート。