カメラグランプリ大賞およびあなたが選ぶベストカメラ賞にオリンパスOM-D E-M1 MarkIIが選ばれた。昨年のカメラグランプリ2016大賞はソニーα7RIIで、2年連続ミラーレスカメラが受賞したことになる。ミラーレスカメラが2008年に登場してから(パナソニックG1)、10年経たない間の急成長を象徴しているようだ。レンズ大賞にもオリンパスのマイクロフォーサーズ用レンズ、MズイコーデジタルED12-100ミリF4 IS PROが選ばれた。カメラ記者クラブ特別賞にもミラーレス中判カメラの富士フイルムGFX 50SがニコンD500とともに選ばれた。ミラーレスカメラが完全に市民権を得て、一眼レフに続く勢力になった。カメラグランプリ2017大賞が決まったばかりで来年のことを言うのは鬼に大爆笑されそうだが、このままだとソニーのミラーレスカメラ、α9がカメラグランプリ2018大賞になってもおかしくない勢いだ。少なくとも、カメラ記者クラブ特別賞は受賞しそうな予感がする。一眼レフ2強であるキヤノンとニコンも本腰を入れてミラーレスカメラに取り組む時期が来たと言える。個人的には一眼レフが好きなのだが(フィルム一眼レフのキャリアが長かったので)、ミラーレスカメラが今後も勢力を伸ばして行くことは間違いないと思っている。その理由はミラーレスカメラがデジタルカメラならではの利点、すなわちイメージセンサー面でのAF、電子シャッター、測光、AWBなどすべての自動機能の実行と、ライブビューによるファインダー機能を備えているからだ。イメージセンサーでほとんどすべての機能をカバーできるということは製造コストの低下にもつながる(販売価格の低下につながるとは限らないが)。
追記 ライカカメラジャパンはライカM9などのCCDの保護ガラスの劣化による点像写り込みに対するCCD交換サービスを告知した。対象はM9、M9-P、Mモノクローム、M-E。2017年8月15日までは無償のCCD交換をし、それ以降は購入から5年以上が経過している場合、98,604円(税込み)でCCD交換およびオーバーホールなどを行う。
RAWで撮りピクチャースタイルを調整し、最後にPhotoshopで仕上げた。キヤノンEOS 7D MarkII、タムロン16-300ミリF3.5-6.3、絞りF8、絞り優先AE、RAW、ISOオート