キヤノンはDOE(光学回折素子)を使った超望遠ズームレンズの特許を出願し、2017年11月16日に公開された(特開2017-203913)。出願は2016年5月13日である。この特許出願の実施例(図)によれば、35ミリ判をカバーする200-600ミリF4.5-5.6超望遠ズームレンズである。DOEは光学系の最後部に配置され、撮像面とのバックフォーカスは14.99ミリである。ということは、一眼レフではミラーに干渉してしまうため、この超望遠ズームレンズはミラーレスカメラ用と考えられる。キヤノンはDOEの位置をさまざまに変化させた特許出願をしてきたが、最後部に置いた設計は初めてで注目される。もちろん、特許出願であるから製品化につながるかどうかは不明であるが、今後の動きがどうなるか、興味深い特許出願である。
キヤノンの特開2017-203913の実施例。200-600ミリの超望遠レンズで、最後部にDOE(光学回折素子)が配置されている。
ソニーの新しい現像ソフト、Imaging EdgeでRAW現像してみた。使い勝手は従来のRAW Image Converterと同じである。ソニーα6300、E16-50ミリF3.5-5.6 PZ、絞りF3.5、絞り優先AE、RAW、ISOオート。