2018年に登場が予想されるレンズ交換式デジタルカメラのうち、個人的に興味があるのはキヤノンEOS 7D MarkIIIだ。EOS 7D MarkIIがニコンD500にスペックで追い越されたので、7D MarkIIIはD500を上回るスペックで登場するだろう。いちばん注目の集まるのは画素数だろうが、巷の予想では2800万画素と言われている。しかし、私はそれほど画素数を増やさないで、そのぶんを連写性能の向上に充てるのではないかと予想している。つまり、2400万画素前後で、そのかわりに連写性能は少なくとも毎秒12コマをクリアするだろう。もうひとつは動画機能の強化で、キヤノンのAPS-Cサイズの一眼レフとしては初めて4K動画を搭載してくるだろう。と同時にCLog記録にも対応する可能性がある。つまり、APS-Cサイズのレンズ交換式デジタルカメラとしては最高峰の位置を狙ってくると考えられる。そうなると、AFも強化され、またデュアルピクセルCMOS AFも新しい世代となるだろう。価格は20万円台に収まるだろうが、それでも予想よりは高価になるかもしれない。いずれにしても、キヤノンはEOS 5DsMarkIIとともに一眼レフの大攻勢をかけてくることは間違いない。同時にミラーレスカメラもローエンド(EOS Kiss M)とハイエンド(35ミリ判)の両方を出し、カメラメーカーの王座を守る戦略に出ると思われる。
ATI(エア・トランスポート・インターナショナル)のボーイングB757。RAWで撮り、ピクチャースタイルなどを調整し、トリミングした。キヤノンEOS 7D MarkII、タムロン16-300ミリF3.5-6.3、1/500秒、F8、RAW、ISOオート。