キヤノンのテレビCMが急にEOS M一辺倒になった。昨年末までは、EOS 5D MarkIV、EOS M、PIXUSプリンターをバランス良く配列していたが、今年になって急にEOS Mの占める割合が多くなった。30分番組ではEOS 5D IVのCMもはさみながら、ほとんどがEOS MのCMである。キヤノンはCP+2018でEOS Kiss Mを発表すると噂されているが、それを裏書きするようなCM構成である。キヤノンはフィルム一眼レフのEOS Kiss(1993年)、デジタル一眼レフのEOS Kiss Digital(2003年)とEOS Kissシリーズをリニューアルしてきたが、今回はミラーレスカメラに舵を切ろうとしていると思われる。EOS Kiss Mとは別にEOS M50の名前も噂されているが、両者が同一なのか、別のミラーレスカメラなのかはわからない。ただ、EOS M50というネーミングはEOS Mシリーズのローエンド機種であるEOS M100(2017年)とEOS M6(2017年)ないしはEOS M5(2016年)の中間に来る機種であると推測できる。EOS M6寄りだとEVF着脱式、M5寄りだとEVF内蔵になるが、あえて予測すればM5寄りのEVF内蔵モデルではないかと思われる。EOS Kiss MとEOS M50が同一かどうかは別にして、価格ではかなり思い切った設定にしてくるのではないかと思われる。また外観デザインも一新してくるのではないだろうか。35ミリ判のミラーレスカメラはニコンの出方を見てから発表を行うものと思われる。だから、CP+2018ではキヤノンの35ミリ判ミラーレスカメラは登場しないだろう。
RAWで撮り、ピクチャースタイルなどを調整した。キヤノンEOS 7D MarkII、タムロン16-300ミリF3.5-6.3、1/500秒、F8、RAW、ISOオート。