パナソニックが像面位相差AFイメージセンサーに関する特許を出願し、1月25日に公開された(特開2018-14762)。2014年6月17日出願の分割特許出願であり、出願日は2017年10月11日。優先権主張番号は特願2014-118086。パナソニックは同社のミラーレスカメラに一貫してコントラストAFを搭載してきて、それは最新のLUMIX DC-GH5Sでも同じである。しかし、像面位相差AFの研究はずっと続けてきていて、この中には撮像画素と位相差AF検出画素を同一画素内に置いた実施例も見られる(図)。これはキヤノンのデュアルピクセルCMOS AFの特許を避けるためなのか、撮像画素の両側に位相差AF画素を置いた設計になっている。このような特許出願が実用化されるかは不明だが、いずれにしても、将来的にはパナソニックが像面位相差AFを採用してくるのは間違いのないところだろう。もちろん、測距制度が高い像面コントラストAFの利点も捨てがたいから、ほかの像面位相差AFのメーカー(ニコン、キヤノン、ソニー、オリンパス)と同様に、像面位相差AFと像面コントラストAFのハイブリッドAFになると思われる。
焦点工房はライカMマウントレンズをソニーEマウントカメラに装着できるヘリコイド内蔵マウントアダプター、LM-SE M (L)を発売した。価格は14,000円。ヘリコイド繰り出し量は5ミリ。
パナソニックの特開2018-14762の実施例のひとつ。中央の撮像画素(230A)の両側に位相差AF画素(230B)を置いた配列になっている。キヤノンのデュアルピクセルCMOSの特許を避けるための構成と思われる。
スノードロップ。RAWで撮って、ピクチャーコントロールなどを調整した。ニコンD7200、AF-S DX VR 18-300ミリF3.5-6.3G、1/500秒、F8、RAW、ISOオート。