また昔話から始めるが、AF一眼レフの黎明期には「フォーカスエイド」一眼レフというのがかなりあった。これは、オートフォーカスではなく、マニュアルでレンズのピントリングを回すと、合焦した瞬間にLEDランプやLCDのインジケーターが点灯して知らせるというもの。世界最初のAF一眼レフであるペンタックスME-Fにレフレックスズーム400~600ミリF8~12を装着して、このフォーカスエイドで撮影したことを覚えている。そしていま、デジタル一眼レフやミラーレスカメラが全盛時代となり、AFが当たり前になってきて、「フォーカスエイド」は忘れられかけていた。マニュアルフォーカスでは、液晶モニタやEVFで合わせるわけだが、通常ではなかなかピント合わせが出来ないので、部分拡大をしてピントを合わせる方法が採られてきた。10倍ぐらいに部分拡大すれば非常に精緻なピント合わせはできるが、動体撮影には向かない。なんとか拡大をしないで、液晶モニタやEVFの全体画面でマニュアルフォーカスが簡単に、しかも正確にできないかな、と思っていたら、ソニーがひとつの解決策を提案した。ソニーNEX-C3に搭載された「ピーキング機能」がそれであり、ピントの合った部分を赤、黄色、白のいずれかの色で表示できる。そして、このピーキング機能はファームアップにより、NEX-5、NEX-3でも使えるようになった。残念ながらα55、α33ではファームアップに含まれていないのだが、このピーキング機能があれば、マウントアダプターで各社の交換レンズをマニュアルフォーカスで使う場合に、非常に便利だろうと思われる。たとえば、こんど発売されるコシナのノクトン35ミリF1.2などはこのピーキング機能を生かせる最適なレンズではないかと思う。思えば、1980年代前半に流行した「フォーカスエイド」が「ピーキング機能」として復活したのは非常に興味深いし、また実用性も高いと思う。このために、NEXを買ってしまおうかと思うぐらいである。
今日は写真展巡りをしようと思って出かけたのだが、電車事故で延々待たされてしまい、しびれを切らして帰ってきてしまった。どうも歳をとるとこらえ性がなくなるのである(苦笑)。写真展は明日の取材の前に行ってこようと思い、今日はまた自堕落な一日だった。

吉祥寺で。これも以前に撮影したものだが、ぶらぶら歩いているときに撮影したもの。このカメラの撮り始めの頃ではなかったかと記憶している。コンパクトデジタルカメラはともかく被写界深度が深いので、撮影は楽である。オリンパスXZ-1、プログラムAE、JPEGラージファイン、AWB、ISOオート。