ショートフランジバックのレンズ交換式カメラはどうやら国際的に「ミラーレス」カメラで決まりそうだ。イギリスのデジタルカメラ情報サイトで、信頼性のもっとも高いDPreviewが最近、この言葉を使い出したからだ。日本では「ナントカ一眼」と各メーカーが呼んでいるが、私自身は死んでも(笑い)「一眼」とは呼ばない。理由は何度も書いてきたが、「一眼」には「レンズ交換」の意味もないし、歴史的には「一眼レフ」の略語として使われてきたのだ。「一眼レフからレフをとったから一眼」という詭弁があるが、一眼レフからミラーボックスそのものをなくしてしまった、まったく別のカメラであり、新規設計のカメラである。決して一眼レフからレフレックスミラーをとっただけではない。まあ、適切な言葉がないというのは事実であり、私も便宜上、「ミラーレス」という言葉は使うことにしてきた。海外では「ハイブリッドカメラ」とか、「EVILカメラ」という提案もあったが、これもいつの間にか消えていった。とくに、「EVIL」というのはいくら「エレクトロニックビューファインダー・インターチェンジャブルレンズ」の略だと説明されても、evilという単語が「邪悪な」という意味であるから、どうしても悪意を感じざるを得ないのだ。私は「一眼」という呼称に反対をするが、ミラーレスカメラそのものを否定しているわけではなく、むしろ新しい時代のデジタルカメラと思って積極的に評価しているし、日頃いちばん使用頻度が多い。メーカーが「一眼」という言葉をキャッチコピーに使うのは自由であり、インタビューでもメーカー側の発言として「一眼」という言葉があった場合には、とうぜんその言葉を生かして使う。しかし、私は火あぶりの刑にあっても(笑い)、自らは「一眼」とは言わないだけのことである。
今日は朝いちばんで病院に行って、定期検診である。帰ってきて、とりあえず日記を更新する。これから、先日のインタビュー取材のまとめをするが、今回は1.5倍の量があるので、出かけるまでに終わるかどうかわからない。
静岡上空で。先々月取材に行ったときに撮影したものである。このときはまだ冠雪していた富士山だが、いまはどうだろうか。そう言えば、このときはミラーレスカメラの2台態勢で、しかも両方に高倍率ズームレンズを付けていた。オリンパスE-PL1、M14~150ミリF4~5.6、プログラムAE、JPEGラージファイン、AWB、ISOオート。