ミラーレスカメラの弱点はカメラを小さくしても、レンズをそれほど小さくできないことだろう。それは光学の法則によって支配されるからで、たとえばマイクロフォーサーズの標準レンズである25ミリF1.4が思ったより小さくない、と言ってもしかたがないのである。もちろん、35ミリ判やAPS-C判の25ミリレンズよりはイメージサークルが小さいから、そのぶんは小さくできる。とは言うものの25ミリF1.4はやはり大きくなることは避けられないのである。35ミリ一眼レフ用の24ミリF1.4レンズがどれほど大きかったか、思い返すだけで納得できるだろう。標準ズームにしても、マイクロフォーサーズ用の14~42ミリなどはかなり小さくできるようになったが、APS-C用の18~55ミリレンズは大きくてもしかたがないのである。いままでは、一眼レフのボディーがある程度の重さや大きさを持っていたから、18~55ミリズームはそれほど大きく感じなかったが、ミラーレスカメラでボディーを極限まで小さくしてしまうと、こんどはレンズの大きさが気になってしまう。もし、レンズをボディーにマッチするように小さくしたいなら、光学の法則から外れるような光学素子を創り出すしかない。現在のところ、そういう光学素子はまだ実用化されていないから(キヤノンDOレンズが一部でその性質を持つが)、今後の光学素子の発達を待つしかない。逆の面から見ると、一眼レフというのはボディーの大きさとレンズの大きさがバランスしていて、ミラーレスカメラがそのようなバランスを獲得するにはまだ時間がかかるということだ。35ミリ一眼レフだって、初期の頃のレンズから比べると、大幅に小型軽量化している。それを思えば、ミラーレスカメラのレンズもいまにカメラにマッチしたものになるだろうことは容易に予想がつく。
また、日記を休んで申し訳けありません。昨日は体調が悪く、ずっと寝ていたので、日記どころか仕事もやらなかった。今日は復活して、近所の公園にも散歩写真を撮りに行ってきた。涼しいので、まだ救いがあった昨日だった。
神代植物公園で。ここはかなり野良猫が住み着いているが、二匹まとまっているのは初めて見た。このカメラの初撮りということで、いちばんAF測距の早い14~150ミリ(28~300ミリに相当)を付けていった。おかげでシャッターチャンスにもめぐまれた。オリンパスPEN E-P3、M14~150ミリF4~5.6、プログラムAE、JPEGラージファイン、AWB、ISOオート。