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2011年 08月 20日
フィルムカメラの場合には、35ミリ判なら一眼レフ、コンパクトカメラ、レンジファインダーカメラと明確に分かれていた。コンパクトカメラは文字通り「コンパクト」であって、高倍率ズームを装着したカメラでも、小型軽量だった。そして、一眼レフとコンパクトカメラの中間的な存在である高倍率ズームレンズカメラは「ブリッジカメラ」と呼ばれて、コンパクトカメラとは別ジャンルだった。ところがデジタルカメラではレンズ交換式カメラ以外はぜんぶ「コンパクトカメラ」であり、ブリッジカメラ風のカメラでもコンパクトカメラなのである。いっぽう、レンズ交換式カメラは一眼レフとレンジファインダーカメラという昔ながらのジャンルのほかに、「ミラーレスカメラ」が登場したため、さらにややこしいことになっている。ミラーレスカメラのメーカーは「ナントカ一眼」と呼びたがるし、それはコンパクトカメラと同じ大きさのセンサーを持つペンタックスQまで及んでいる。やはり、レンズ交換式カメラとレンズ固定式カメラで分けて、レンズ交換式の中には一眼レフもミラーレスカメラもレンジファインダーカメラも含まれ、レンズ固定式カメラは小型軽量でないものも含んでいるから、コンパクトカメラに替わる名称を考案すべきではないだろうか。たかが呼び名にこだわることはない、と言われるかも知れないが、この混乱はやはりショートフランジバックのレンズ交換式カメラを「一眼」でひとくくりにしたことに端を発していると思う。いまでも、大手メディアでさえ、まだミラーレスカメラを「一眼レフ」と間違って呼ぶぐらいだから、一般ユーザーが間違えるのはむしろとうぜんと言えるだろう。私は便宜上「ミラーレスカメラ」という言葉でひとまとめにしているが、本音は新しいジャンルのカメラには新しい呼び名を考えて欲しいと思っている。まあ、海外メディアも「ミラーレスカメラ」という言葉を使い始めているので、妥協案としては、ミラーレスカメラでいいのかも知れないが。
今日は結局なにもしなかった。月例コンテストの講評を書いてしまおうとも思ったが、携帯電話のメールアドレスが流出したのか、迷惑メールが来て落ち着かなかったりして、なんとなく一日が過ぎてしまった。来週は出かけることが比較的多いので、早めに終わらせなくてはならないのだが。 神代植物公園で。アートフィルターの「ダイナミックトーン」はあまり雲などがない被写体に使うと、カラーのハイコントラスト画像となる。ただ、ショットごとに空の調子が変わったりして、これもなかなか面白い。オリンパスPEN E-P3、M12ミリF2.0、プログラムAE、JPEGラージファイン、AWB、ISOオート。
by hinden563
| 2011-08-20 19:38
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