ソニーが透過ミラー型レンズ交換式デジタルカメラをEVFとしているが、キヤノンとニコンは一眼レフでありながら、透過ミラーを使うレンズ交換式デジタルカメラの特許を出願している。キヤノンの特許出願(特開2011-239063)はバックフォーカスの短いEF-Sレンズを使う一眼レフを実施例としてあげていて、これはEOS Kissシリーズあるいはその上の60D後継機に適用できるものと推測される。この特許出願の骨子は、透過ミラーに従来のペリクルミラーのような高価な透過ミラーを使わなくても収差などは画像処理で補正するというものだ。ニコンの特許出願(特開2011-28177)は単写モードでは撮影時に透過ミラーがアップする通常の一眼レフだが、連写時には透過ミラーが固定されるというもの。これは動画撮影時にも適用され、ミラーアップするモードとミラー固定モードとに分かれる。ニコンの特許出願はどちらかというと、透過ミラー固定を特殊モードとして扱っていて、通常モードは撮影時ミラーアップするものである。ただ、キヤノンとニコンに共通するのは、ミラー連動で高速連写をするためには、コストのかかるミラー機構が必要であるため、連写は固定ミラーとする点である。これはソニーのα55、α65、α77の固定透過ミラー方式を参考にしたものとも言えるし、キヤノンやニコンはフィルム一眼レフで高速モータードライブカメラを報道特需製品として開発しているから、その経験を生かしたものとも言える。いずれにしても、それほどコストアップをせずに、高速連写を達成するには固定透過ミラーがベスト、という点ではすべてのメーカーが一致しているように思える。果たして、このキヤノンやニコンの特許出願は製品化されるのだろうか。ソニーのα99?の動向も含めて、透過ミラーがひとつの柱となって行くような予感がする。
今日は散歩撮影に出かけようと思っていながら、またダラダラしてしまった。このところ、冬型の天気が強まり、寒いので、どうもだらしがないのである。どうしても撮影しなくては、というものがないので、一日延ばしにしている。
吉祥寺で。なんとなく撮ったのだが、ちょっと変わった写真になった。外出するときには、最低でもコンパクトカメラは持って行くのだが、このときは広角専用機で、それがかえって良かった。リコーGR Digital IV、プログラムAE、JPEGラージファイン、AWB、ISOオート。