ペンタックスのKシリーズ一眼レフの魅力はボディーだけでなく、レンズにもある。それはDA Limitedシリーズと名付けた「パンケーキ」タイプのレンズを多数出しているからだ。焦点距離の短いほうがからリストアップすると、15ミリF4、21ミリF3.2、35ミリF2.8マクロ、40ミリF2.8、70ミリF2.4と5本もある。35ミリ判換算で、22.5ミリ、31.5ミリ、53ミリ、60ミリ、105ミリに相当する5本のレンズである。私はこのDA Limitedシリーズがあるからこそ、ペンタックスKシリーズを愛用してきた、と言っても過言ではない。ほかのメーカーでもパンケーキ型のレンズを出しているが、せいぜい1本か、多くても2本である。このように超広角から中望遠まで全面展開しているメーカーはほかにはない。また、50~200ミリF4~5.6の望遠ズームも小型軽量であり、300ミリ相当まで小型軽量レンズでカバーできてしまうのである。これだけ徹底してポリシーを貫くのはペンタックスだけだと言ってもいいぐらいで、だからこそ100色、120色のK-xやK-rも出せたのだと思う。私はこのパンケーキ路線こそデジタルペンタックスの顔だと思っているので、今後もラインアップを増やしてもらいたいと思う。そして、小型軽量を謳い文句にしている「ミラーレス」カメラのメーカーにも、もっとパンケーキを、と要望したい。せっかくカメラボディーを小さくしても、レンズが大きくては、「ミラーレス」カメラの特長が生かされない。マイクロフォーサーズではオリンパスの17ミリ、パナソニックの14ミリと20ミリ、ニコン1の10ミリ、さらにソニーNEXの16ミリが「パンケーキ」型レンズと言えるのだが、もう少し増やして欲しい。単焦点レンズは人気がいまひとつなのだが、単焦点レンズでも使い方によってはいろいろな写真が撮れるのである。
今日はちょっと体調が悪く、ずっと自宅にいた。最近は無理をすることがなくなったのだが、歳のせいだろう。飲酒も控えているし、大食をすることもなくなったのだが、少し運動不足なのかも知れない。
神代植物公園で。牡丹の季節で、水滴がかかっている花を見つけたので写してみた。これはストレート撮影で、レタッチもなにもしていない。鮮やかな発色になった。ソニーNEX-7、タムロン18~270ミリF3.5~6.3PZD、絞りF7.1、絞り優先AE、JPEGラージファイン、AWB、ISOオート。