キヤノンのデジタル一眼レフはハイエンドのEOS-1D Xが発表され、3月に発売が決まっただけで、ほかの機種については公表されていない。EOS5D MarkIIIだとか、EOS7D MarkIIだとか、いろいろな噂はあるが、EOSシリーズのベストセラーであるKissについては噂さえほとんどない。ただ、特許公報には注目すべき公開特許出願が掲載されていて、そのひとつが昨年11月17日に公開された出願(特開2011-232741)であり、これはEOS Kissシリーズと見られるボディーにタッチパネル式の液晶モニタを搭載したものである(図)。タッチパネルは「ミラーレス」カメラではほぼすべてのメーカーが採用していてトレンドになっているが、一眼レフでは初めてである。この特許によると、液晶モニタには各種のアイコンが並び、それをタッチすることで機能を設定できるようになっている。そして、一眼レフファインダーのアイピースに顔を近づけた場合にはそれを検知して、タッチパネルをオフにするような自動検出機能と、タッチパネルをより正確にするための自動輝度調整機構とを持つ。さらに、このタッチパネルの実施例にはWiFiの電波強度とネットワーク状態を表すアイコンもあり、このカメラがWiFi機能を内蔵する可能性があることも示唆している。この特許出願はあくまでも概念的なものであり、実際の製品に反映されるかどうかはまったくの未知数だ。しかし、EOS Kissシリーズはそろそろ大きな転換を迎えるような予感がしている。単に画素数を増やすとか、そういうレベルではないような気がする。タッチパネルなのか、WiFi内蔵なのか、あるいは昨日書いたように視線入力AFなのか、EOS Kiss X5の後継機はかなり革新的なものになりそうである。はたして、CP+でまったく新しいEOS Kissが見られるのだろうか?
今日も頭痛が完全に抜けていないので、休みである。仕事の予定は後半になりそうなので、まあいまのうち休んでおいたほうがいい、というのはさぼる口実なのだが。ともかく、これだけ寒いとあまり動く気にはならないことはたしかだ。
神代植物公園で。逆光でシダの一種を撮ってみた。後ボケがいまひとつだが、なかなかいい描写である。このカメラは非常にコンパクトなのだが、レンズを持って構えると、意外とバランスがいい。ソニーNEX-7、タムロン18~270ミリF3.5~6.3PZD、絞りF7.1、絞り優先AE、JPEGラージファイン、AWB、ISOオート