ペンタックス・リコー・イメージングのアメリカおよびイギリスの現地法人は「ミラーレス」カメラ、ペンタックスK-01を発表した。これは噂で流れていた図面とほぼ同じで、ペンタックスKマウントのまま、ミラーを取り除いたカメラだ。フランジバックは短くならず、そのぶん、ミラーボックスの空間が空いているという、文字通りの「ミラーレス」カメラになった。個人的にはこのようなカメラをほんとうに商品化するとは思ってみなかったので、かなり驚いた。EVFは内蔵されておらず、外付けも可能ではないようなので、液晶モニタのライブビューがファインダーになるコンパクトカメラ方式になると思われる。このデザインは工業デザイナーのマーク・ニューソンが手がけたものと言われ、ペンタカバーのような突起部にはストロボが内蔵されている。その後ろにはホットシューがあり、右上面にはモードダイアルのようなものが見える。また、フランジバックが短くはなっていないが、奥行きはペンタックス一眼レフよりは薄くなっているように見える。イメージセンサーはAPS-Cサイズの約16メガピクセルで、撮像感度はISO100~25600。また、噂では連写は毎秒6コマ、シャッター最高速は1/4000秒とされていて、エントリークラスの新しいポジショニングのカメラと言える。また、センサーシフト方式の手ブレ補正機構SRは受け継いでいて、実際にカメラの写真にSRの赤い文字が見える。このカメラの標準レンズとしては、新設計の超薄型レンズであるDA40ミリF2.8XSがあり、ほとんどボディーキャップのような感じで装着できる。K-01というネーミングからは、このカメラをシリーズ化しそうな感じがするが、これが「ミラーレス」カメラに対するペンタックス・リコー・イメージングの回答なのだろう。それにしても驚いた。なお、日本で発表はまだなく、発売も未定である。
今日は原稿の2本目を書き上げて送った。かなり寒いので、外に出ずに、原稿書きである。明日は天気が温暖なのと、締め切りギリギリなので、撮影に出かける予定。どこに出かけようか、あまり遠出はできないので、場所を思案中である。
井の頭自然文化園分園で。冬晴れの青空の中、木々がすっくと立っていた。生命力というものにほんとうに感心する。このカメラはメーカーに返却してしまったので、もう残った作例はほとんどない。ソニーNEX-7、タムロン18~270ミリF3.5~6.3PZD、絞りF7.1、絞り優先AE、JPEGラージファイン、AWB、ISOオート。