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2012年 07月 13日
キヤノンが回折光学素子(いわゆるDO)を使った超望遠レンズの特許出願(特開2012-123152)をしているが、いろいろな意味で興味深い。というのは、キヤノンはDOを使った望遠ズームレンズ、そして超望遠レンズを発売しているが、その後は特許出願だけで、製品化はしていない。キヤノンは最初は回折光学素子と屈折光学素子を組み合わせた光学系を研究していたが、回折光学素子が色収差の補正に有効で、しかも蛍石のように重量がない、ということで望遠系レンズの軸上および倍率色収差を補正する特許出願をいくつか出している。最初は広角ズームレンズ関係の特許出願が多かったが、2002年に出願された特許出願(特開2003-215457)では75~300ミリズームレンズを実施例としている。この特許にもとづいたDO搭載の望遠ズームレンズは実際に製品化された。そして、2008年に出願され、2010年に公開された特許出願(特開2010-145832)では、実施例のひとつを400ミリF4としていて、これにもとづいた超望遠レンズも製品化された。この超望遠レンズでは、DOがレンズ前群に使用されていて、その前は保護ガラスになっている(図1)。このようにDOをレンズ最前部へ配置すると、色収差の補正には最大の効果を発揮する。しかし、フレアなどが出やすくなり、キヤノンではレンズフードに工夫を凝らすなどの手段をとっている。しかし、光の入射角によってはこのフレア問題の抜本的解決はできなかった。おそらく、このために、このEF400ミリF4L IS DOに続くDOレンズが製品化されなかったのだと推測される。これ以降もキヤノンはDOレンズ組み込みの交換レンズ、とくに超望遠レンズの特許出願を数多く出していて、たとえば2010年出願、2012年公開の特許出願(特開2012-2999)には、200ミリF2、300ミリF2.8、400ミリF2.8、600ミリF4の実施例が記載されている。しかし、この場合にもDO光学系は前玉のつぎの第2群に配置されていた。しかし、今回の特開2012-123152(図2)では、DOレンズ群をほぼ真ん中の第4群としていて、これはフレアやゴーストを排除しつつ、ほかのレンズ素材とのマッチングやパワー配置により、色収差を低減しているものと思われる。この特許出願には書いていないが、ほかのレンズ素材に400ミリF4Lのような蛍石が使われるかどうかが注目される。もし、蛍石を使わないで、DOだけで色収差補正を所定の値まで行えるようになったなら、小型軽量化および低価格化が期待されるからだ。はたして、キヤノンのDO技術は今後どのような方向に進んでいくのだろうか。
シグマが望遠マクロレンズのAPO Macro 180ミリF2.8 EX DG OS HSM(キヤノンマウント)を7月27日に発売すると発表した。価格は21万円で、35ミリ判をカバーし、光学式手ブレ補正機構内蔵。このクラスのマクロレンズとしては初めてF2.8の大口径を実現し、一般の大口径望遠レンズとしても使える。ほかのマウントについては発売未定である。 吉祥寺で。この美容院のディスプレイは以前にも撮ったことがあるが、なんとも不思議な感じである。そして、反射像のほうがシャープなのがまた不思議なのである。オリンパスOM-D E-M5、M14~150ミリF4~5.6、絞りF5.6、絞り優先AE、JPEGラージファイン、AWB、ISO400。
by hinden563
| 2012-07-13 19:06
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