コンパクトデジタルカメラは俗に「コンデジ」と呼ばれ、センサーサイズが小さいのを生かして、カメラを小型化したり、あるいはズームレンズの倍率を高くしたり、大口径レンズ搭載を特長としてきた。しかし、最近になって、センサーサイズを大きくして、単焦点レンズを装着したり、倍率がそれほど高くないズームレンズを搭載して、「高級コンデジ」と言えるジャンルができあがってきた。リコーGRデジタル(1/1.7型センサー)が最初だと記憶しているが、シグマDP1(APS-Cサイズ)が登場し、さらにオリンパスXZ-1(1/1.7型センサー)、そして富士FinePix X100(フルAPS-Cサイズのセンサー)、キヤノンPowerShot G1X(1.5型センサー)、ソニーCybershot DSC-RX100(1型センサー)と続いてきた。まもなくシグマDP2 Merrill(フルAPS-Cサイズ)も登場するし、この分野は一部で「ミラーレス」カメラと競合しつつ、独自の分野になろうとしている。いっぽうでニコンのように1/2.3型の小さなイメージセンサーに特化したようなメーカーもある。推測だが、「ミラーレス」カメラのニコン1が1型イメージセンサーなので、それとバッティングしないように、大型センサーのコンデジを新規に出さないのではないかと思う。個人的には、リコーGRデジタルIV、富士FinePix X100、シグマDP2xを使っているが、私が使っているのはすべて単焦点レンズである。意識してそうしているわけではないのだが、なんとなく単焦点レンズのカメラばかりになってしまった。ズーム付きは便利でいいのだが、ズーム比が小さいなら、あまりズームの必要性を感じない。一般ユーザーは単焦点派なのか、それともズーム派なのか、気にかかるところである。
パナソニックのLUMIX DMC-G5の外観画像や、一部スペックが海外のサイトに掲載されている。どうみても、Photoshopなどによるフェイクには見えないので、近いうちに発表されるだろう。どのようなスペックになるか、価格はどうなるのか、注目されるところだ。
神代植物公園で。われながら、みごとな「日の丸構図」である(笑い)。いつも書いていることだが、日の丸構図は絶対に避けるべきではなく、場合によってはかえって効果的になると思っている。これからも場合によってはどんどん日の丸構図を撮っていくつもりである。ソニーα57、タムロン18~270ミリF3.5~6.3PZD、絞りF6.3、絞り優先AE、JPEGラージファイン、AWB、ISO400。