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2012年 10月 02日
不思議なことに、ライカカメラ社は2012年の5月5日に、アメリカ特許商標庁に「M11」という商標を登録している(商標番号79113724、登録番号3964664、国際登録番号1118359)。これは「画像記録機材および装置、とりわけアナログ方式またはデジタル方式でデジタル画像を記録するためのレンジファインダーカメラに対する商標申請である」、と説明されている。それでは、「M10」はどうかというと、2010年6月26日にはやはり登録されていて(商標番号79090011、登録番号3964664、国際登録番号1058353)、やはり「画像記録機材および装置、とりわけアナログ方式またはデジタル方式でデジタル画像を記録するためのレンジファインダーカメラに対する商標申請」となっている。ライカカメラがなぜ「M」と「M-E」というネーミングを選んだかについては、公式見解はフォトキナの数ヶ月前にネット上で「ライカM10」の名前がリークしたこと、および今後の番号割り当てを考えて、伝統の順番に番号を割り当てるのはやめた、ということである。しかし、名前(商標)がリークしただけで、それをやめるというのは考えて見れば、納得のいく説明ではない。それにフォトキナの数ヶ月前というと、「M10」ではなくて、「M11」が商標登録されていて、それもリークしたというなら、ある程度は理解できるが、そのような話はない。ほかに理由があるのではないか、とも推測される。たとえば、カメラではないほかの製品にもMおよび数字というのは広く使われていて、混同されやすい。だから、ライカカメラはあえて「M」と「M-E」(およびS)にして、識別はコードナンバー(タイプ240、タイプ220など)とすることにしたのではないだろうか。ただ、この識別方法はたしかにほかの製品とは混同しにくいが、たとえばM型ライカの中では混同を起こすのではないだろうか。個人的な要望としては、やはり「M10」、「M11」と名付けて欲しかったのだが・・・。いずれにしても、このM10とM11は登録商標として生きているので、ふたたびこの商標が使われない、とは絶対に言い切れない。
カメラの話ではないが、ペンタックスリコーイメージングは「ペンタックスリコーファミリークラブ」を設立し、会員募集を10月5日からウェブで募集を開始することになった。もともと、1968年設立の「ペンタックスファミリー」があったわけだが、今回はペンタックスおよびリコーのカメラユーザーなら、誰でも会員になれる。会費は「プレミアムメンバー」が7,350円、「クラブメンバー」が3,150円、1年間有効。カメラメーカーはニッコールクラブ(1952年設立)、キヤノンフォトサークル(1959年設立)など会員制クラブを持っているが、その中でいちばん新しい写真クラブとなる。 大宮駅で。ここの待ち合わせ場所である「まめの木」と天窓を入れて、ちょっと造形的な写真にしてみた。このカメラは小型のカメラバッグにワンセットいつも入れてある。リコーGXR、A12 18.3ミリF2.5(28ミリに相当)、プログラムAE、JPEGラージファイン、AWB、ISOオート。
by hinden563
| 2012-10-02 05:10
| デジタルカメラ
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