ニコンがレトロフォーカス型の大口径広角レンズで、防振機構を持ちながら、それに伴う収差を補正し、さらに反射防止のためナノクリスタルコーティングを施した28ミリF1.4レンズなどの特許を出願している(特開2013-37223、2013年2月21日公開)。このレンズの実施例は28ミリF1.4のほか、24ミリF1.4、28ミリF1.8などとなっているが、メインは28ミリF1.4と思われる。35ミリ判(FXフォーマット)カバーの大口径広角レンズであり、防振(手ブレ補正)機構を持つ。また、ウェットプロセスによる反射防止コーティング、すなわちナノクリスタルコーティングを採用している。フォーカシングはインナーフォーカスであり、レンズ内モーターによるAF-Sタイプのレンズを想定していると思われる(図)。ニコンの現行レンズにはAF-S28ミリF1.8Gがあり、ナノクリスタルコーティングが特長である。しかし、このレンズはリアフォーカスであり、また防振機構は持っていない。このため、将来的にはAF-S VR 28ミリF1.4Gが製品化される可能性がこの特許出願から見てとれる。しかし、製品化されるとしても、この特許出願のレンズ構成とは変わってくることも考えられ、この特許出願は絶対的なものではない。ニコンが広角レンズもVR化を広げるかも知れない、という想像はできる。なお、このニコンの特許出願に関しては
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タムロンがSP 90ミリF2.8 Di MACRO 1:1 VC USDのニコンFマウント用を3月2日に発売する。価格は94,500円。なお、キヤノンEFマウント用はすでに発売されている。
少し前に撮影したものだが、木槌がシャッターの前に置かれていたのが目にとまった。広角レンズだが、なるべく広角らしくないようにアングルを考えた。リコーGRデジタルIV、プログラムAE、JPEGラージファイン、AWB、ISOオート。