ペンタックスの35ミリ判一眼レフはいつ登場するのだろうか。噂は数年前からあったが、出ては消えることを繰り返してきた。なぜ、ペンタックスの35ミリ判一眼レフが出てこないかというと、それはひとえに交換レンズの問題だろうと思われる。カメラのほうはファインダー光学系などはフィルム一眼レフの技術があるし、イメージセンサーのほうは専門メーカーのものを購入すればいい。画像処理回路や液晶モニタ表示などはAPS-Cサイズの技術を援用すればいいのであって、それほどハードルが高いとは思えない。だから、カメラボディーのほうはいつでも作れる態勢にあると考えていいだろう。しかし、交換レンズに目を転じると、35ミリ判カバーで、デジタルカメラに対応しているのはDFA50ミリF2.8と100ミリF2.8のマクロレンズだけである。あとは、フィルム一眼レフ用の交換レンズであり、それも31ミリ、43ミリ、77ミリのFAリミテッドレンズが中心である。あとは、FA20~35ミリ超広角ズーム、FA28~105ミリ標準ズーム、FA J75~300ミリ望遠ズーム、FA35ミリレンズ、FA50ミリレンズ、など。やはり、DFAレンズのラインアップを揃えてからでないと、35ミリ判一眼レフは出せないだろうと思われる。FAリミテッドレンズが使いたいから、というようなことを言うユーザーもいるが、それはマニアックな人であり、幅広いユーザーを考えると、まだ35ミリ判一眼レフは出せない、と考えるのが常識だ。もちろん、DFAの交換レンズを着々と準備しておいて、35ミリ判一眼レフと同時発表ということはあり得る。しかし、その時期は近日中というわけではないだろう。
ケンコープロフェッショナルイメージングから、ARCA-SWISSの自由雲台などが4月10日に発売される。クイックシュー付きのモノボールP1クイック(81,900円)と、モノボールP1モノボールフィックス(72,450円)。また、クイックシューやカメラプレートも4種類発売される。高価だが、精密さで定評のある自由雲台である。
散りゆく桜を惜しんでのワンショット。まだ桜は完全には散っていない。ソニーNEX-6、タムロン18~270ミリF3.5~6.3PZD、絞りF6.3、絞り優先AE、JPEGラージファイン、AWB、ISO100。