ライカは結局、「ミラーレス」カメラを作らないのだろうか?ライブビューができるライカM(Typ 240)があるから、「ミラーレス」カメラは必要ないということなのだろうか。たしかに、マウントアダプターを使えば、フランジバック27.8ミリのM型ライカにはたいていの交換レンズが装着でき、マニュアルフォーカスだが、無限遠までの撮影ができる。だから、「ミラーレス」カメラは必要ないという考えなのかも知れないが、M型ライカはレンジ/ビューファインダーがメインのカメラであり、液晶モニタまたは外付けEVFによるライブビューは補助的なものなのだ。だから、先日、もしライカMからレンジビューファインダーだけを外した「ミラーレス」カメラなら期待外れだと書いたのである。もし、「ミラーレス」カメラを作るなら、よりフランジバックが短く、高性能なレンズが設計でき、なおかつAFなどの最新技術も楽しめるものにして欲しい。だから、マイクロフォーサーズかも知れないし、またはMマウント以外のマウントの「ミラーレス」カメラかも知れない、と書いたのである。ネットでの噂によると、ライカX2に24~70ミリ相当のズームレンズを装着した高級コンパクトデジタルカメラが「ミニM」であるという。それなら現在のところ唯一無比だし、とりあえず独創的ということで、ライカの面目は保たれるのかも知れない。しかし、ライカというブランドを取り去ってしまえば、きわめて凡庸なカメラである。おそらくライカM-Eの2/3ぐらいの価格にはなるのではないだろうか。この噂が見当違いで、真の「ミラーレス」カメラが登場することを期待しているのだが、最近の噂はかなり当たってしまう。まあ、ライカはM(Typ 240)、Mモノクローム、M-E、M9およびM9Pとラインアップしていて、これがメイン系列なのだから、レンズ交換式の別系列は必要ない(中判のSを除く)というメッセージなのかも知れない。
キヤノンのEFレンズ(EF-S、EF Mを含む)の生産累計本数が9000万本に達したという。1987年登場のAF一眼レフ、EOS650用として登場して以来、16年足らずで達成したことになる。ものすごいハイペースであり、とくにEOS Kissシリーズの貢献が大きいのだろうが、1億本も目前に迫ってきた。
ベンチにはいろいろな物語があるに違いない。そういう想像をさせてくれる光と影だった。このカメラは連写モードに設定してあり、スナップ中心なのだが、最近は静物を撮ることも多い。フジフイルムX100S、絞りF5.6、絞り優先AE、JPEGラージファイン、AWB、ISO200。