リコーイメージングはペンタックスDA Limitedレンズ5種類に、HDコーティングをし、さらに円形絞りを採用したニュータイプを発表した。ブラックモデルが9月20日、シルバーモデルが10月下旬の発売予定だ。この5種類のレンズは15ミリF4(23ミリ相当)が7万円前後、21ミリF3.2(32ミリ相当)が6万円前後、35ミリF2.8マクロ(53.5ミリ相当)が6万円前後、40ミリF2.8(61ミリ相当)が45,000円前後、70ミリF2.4(107ミリ相当)が6万円前後。光学系は従来の製品と同じだが、HD(High Definition)コーティングのおかげで、フレアやゴーストが軽減され、円形絞りでボケ味も改善されている。ペンタックスDA(APS-C専用)レンズはやはりこのDA Limitedシリーズがいちばん特徴的であるし、所有欲も満足させてくれる。35ミリ判カバーのFA Limited77ミリおよび43ミリもあるが、種類が少ないのと、現在のところ35ミリ判のペンタックス一眼レフは出ていないので、やや宝の持ち腐れのような感じがある。だから、DA Limitedこそ、ペンタックスKシリーズの一眼レフを生かすレンズだと思う。あとは、望遠系がもう少し増えると(たとえば135ミリ)、このラインアップはさらに魅力的になるだろう。このようなパンケーキレンズだけでラインアップを組んでいるメーカーはほかになく、ペンタックスファンが自慢できるレンズ系列となっている。価格はやや高めの設定だが、Limitedレンズなのだから、高値安定でいいと思う。
今日は自著の宣伝をさせていただく。「カメラマン」誌に連載していた写真家と愛用カメラの記事を単行本として上梓することができた。「写真家と名機たち」(彩流社刊、2,500円)というタイトルで、海外写真家36人、日本写真か24人の合計60人が使用したカメラと、写真家の業績などをまとめたもの。発行は8月30日、よろしくお願いいたします。
またまた「アートフィルター」に頼ってしまった。しかし、デジタルフィルターはオリンパスでしか使わない、というか使う気が起きない、ということに気づいた。オリンパスOM-D E-M5、M12ミリF2.0、プログラムAE、JPEGラージファイン、ISOオート。