ライカのカメラのネーミングはわかりやすい。最初はI型(A型)であり、それからII型、III型(B、C、Dという名称もある)というふうに順序だって展開して行った。そして、M型からは、アルファベット1文字と数字の組み合わせになっていった。M3とM2の順序が逆転しているのはご愛敬として、M4、M5、M6、M7となった。デジタルライカになってからもMの文字を使い続けている。いっぽう、ライカフレックスから始まる一眼レフではやや変則になり、SL、SL2と「部分測光」の頭文字を使い、さらにR3(ミノルタとの共同開発)、R4、R5、R6、R7、R8、R9となっている。Mタイプ以外のライカとしては中判のSシリーズがある。また、レンズ固定式ではXシリーズもある。さらに、ミラーレスカメラとしてライカTを発売し、さらにレンズ一体型35ミリカメラとしてライカQを発売した。ただ、こうなってくると、だんだん使える頭文字が減ってきた。つぎには35ミリ判のミラーレスカメラが発売される、と噂されているが、もし本当だとしたら、どういう頭文字を付けるのだろうか?個人的な観測としては、ライカPとなるのではないかと思っている。まったくのあてずっぽうだが、消去法で頭文字を選んで行くと、Pがいちばん適切のように感じるからだ。海外の噂ではライカSLになるというが、いちど一眼レフに使ったSLをまた使うだろうか、という疑問がある。いずれにしても、ライカはライカ誕生100周年を記念して、いよいよポストM型を発売するのではないかと期待している。
コンパクトカメラと同等のカメラで撮影。被写界深度が深いから、ピントエラー