ニコンは1型センサー搭載のコンパクトデジタルカメラ、ニコンDLシリーズの画像処理用ICに重大な不具合があり、6月発売予定を発売未定とした。このDLシリーズは1型センサーに特長的な交換レンズを搭載した製品で、製品名がレンズの換算焦点距離と開放F値を示す。具体的にはDL18-50f/1.8-2.8、DL24-85 f/1.8-2.8、DL24-500 F2.8-5.6の3機種。また、コンパクトデジタルカメラのCOOLPIX A300、B500、COOLPIX A900、B700、およびアクションカメラのKeyMission 360に関しては、ソフトウエアの調整に時間を要しているため、発売をA300とB500は5月、A900とB700は7月、KeyMission 360は10月に延期する。さらに加えて、平成28年熊本大震災により、レンズ交換式デジタルカメラ、交換レンズ、コンパクトデジタルカメラなどの部品調達先が被災し、生産および販売への影響は避けられないとしている。なお、キヤノンの大分工場では大きな被災には遭っていないので、製品発売の延期などについてのアナウンスはない。ただ、被災工場の中には、ソニー熊本事業所が含まれていて、デジタルカメラのイメージセンサーを生産しているため、ニコン、キヤノンだけではなく、多くのカメラメーカーの生産計画に影響があると見られている。
菜の花の季節でもある。RAWで撮影し、キヤノンDPP4.0で現像した。キヤノンEOS 7D MarkII、タムロン16-300ミリF3.5-6.3、絞りF11、絞り優先AE、RAW、ISO800。