キヤノンEOS 5D MarkIIIは2012年3月の発売だから、後継機が出ても不思議ではない時期に来ている。2015年のEOS 5Ds/5DsRはMarkIIIの直接的な後継機ではなく、多画素の派生型であることはメーカー自身も認めている。そうなると、EOS 5D MarkIV(あるいはEOS5D X)はどのようなカメラになるのだろうか。MarkIIIが約2230万画素であるが、その後継機が3600万画素などの多画素機になるのは考えにくい。むしろ、画素数を抑え目にして、連写性能などをアップするだろう。そうなると、画素数は約2400万画素前後になることが想定される。そして、連写性能はMarkIIIの毎秒約6コマから、毎秒約8コマ前後にアップすると思われる。撮像感度もMarkIIIのISO100-25600から、最低でも1段は高感度側に伸びて、ISO100-51200にはなると予想される。映像エンジンはDIGIC6+かDIGIC 7+で、いずれにしても高速処理およびノイズリダクションに力点を置いてくるだろう。AFはEOS-1D X MarkIIと同じになり、RGBセンサーも同等のものになるだろう。記録メディアはCFast2.0とSDHC/SDXC(UHS-II対応)となる可能性が高い。さらに、デュアルピクセルCMOS AFIIIにより、ライブビューおよび動画での位相差AFがさらに高速化される。なお、動画は4K/60pとEOS-1D X MarkIIと同クラスになると思われる。もうひとつの注目点は背面モニタを可動式にするかどうかだ。さらに、新機軸を搭載してくるだろうが、現時点ではどういうものか想像がつかない。
近所で散歩したときのワンショット。このカメラではRAW撮影はほとんどしていない。オリンパスOM-D E-M1、M14-42ミリF3.5-5.6EZ、絞りF5.6、絞り優先AE、JPEGラージファイン、AWB、ISO400。