ライカカメラは欧米で、液晶モニタを省略したレンジファインダーデジタルカメラ、ライカM-D (Typ 262)を発表した。5月発売予定で、価格は5995ドル(4650ユーロ)。日本での発売時期、価格は未定。液晶モニタを廃したかわりに、裏蓋にはISO設定ダイアルが付き、フィルムカメラのライカMシリーズに近い外観となった。上下のカバーは真鍮製で、これもフィルムライカに準ずるものだ。さすがに巻き上げレバーや巻き戻しクランクはないが、コマンドダイアルが加わった。イメージセンサーはライカM(Typ 262)と同じで、35ミリ判(23.9X35.8ミリ)有効約2400万画素のCMOSセンサー。撮像感度はISO200-6400、連写は毎秒3コマ。RAW(DNG)のみと予想されていたが、JPEGの出力もある。バッファメモリは1GB。ビューファインダーは倍率0.68倍、レンジファインダーの有効基線長は47.1ミリ。シャッターは縦走行メタルフォーカルプレンで、最高速は1/4000秒、シンクロ1/180秒。記録メディアはSD/SDHC/SDXC。ボディー外装はマグネシウムおよびアルミ合金。大きさ・重さは約138.6X42X80ミリ・約680グラム(電池込み)。液晶モニタを省略したM型デジタルライカはライカM3発売を記念して限定販売されたM Edition 60に続くものだが、今回のM-D(Typ 262)は限定販売ではない。
追記 ライカM-D(Typ 262)の国内発売が決まった。発売は5月で、価格は874,800円(税込み)。
高倍率ズームレンズをマクロレンズがわりに使ってみた。RAWで撮影し、キヤノンDPP4.0で現像。キヤノンEOS 7D MarkII、タムロン16-300ミリF3.5-6.3、絞りF11、絞り優先AE、RAW、ISO800。