ライカカメラが中国フアウェイ(HUAWEI)と共同開発したスマートフォン、HUAWEI P9が6月17日に発売される。価格は59,800円(税別)を想定している。Android 6.0搭載のSIMフリースマートフォンで、ディスプレイは5.2型フルHD液晶。大きさ・重さが70.9X145X6.95ミリ・約144グラムのアルミ合金製ボディー。ライカとの共同開発部分はおもにカメラモジュールである。カメラのレンズはズマリット H 27ミリ相当F2.2 ASPH.を2本搭載し、片方はRGBセンサー、もう片方はモノクロセンサーを搭載し、それぞれ画素数は約1200万画素である。このほか800万画素のリアカメラがある。2個のレンズを搭載したのは、モノクロセンサーの高い解像度やノイズの少なさを利用して、両方のデータを合成して高画質を得られるほか、ボケを自由にコントロールすることが可能になる。ボケコントロールは絞り値相当でF0.95-F16の範囲で調整可能だ。また、「ワイドアパーチャー機構」により、撮影後にピント位置を変更可能だ。さらに、2個のレンズの距離情報を利用したデプス・フォーカスが可能となり、レーザー利用のAF機構と併せた高速ハイブリッドAFが可能となっている。さらに、ライカ監修によるソフトウエアにより、フィルムモードを実現した。また、HDR、動画、パノラマなど多彩なモードで撮影が可能となっている。ライカの技術が入ったスマートフォンだが、ユーザーがライカのブランドにどれほどの興味を持つか、注目される。
ネコカフェで以前に撮ったもの。大口径中望遠レンズにより背景がきれにボケた。ニコンD7100、AF-S 85ミリF1.8G、絞りF1.8、絞り優先AE、JPEGラージファイン、AWB、ISO400。