今年もあと1週間を切ったので、今年のカメラ界の10大ニュースを選んでみた。一番大きなニュースはソニーのイメージセンサー工場が熊本地震で被災し、同社だけでなく各カメラメーカーのセンサー調達に遅れが生じたことだだろう。このため、今年はフォトキナの開催年であるにもかかわらず、意外と新製品が少なかった。2番目はニコンが製品開発・販売体制を見直す構造改革を発表し、1000人の人員削減と550人の配置転換を決めたニュース。光学部材は栃木ニコンに集約することになった。3つめはCMOSISが大きさ36.43X27.62ミリ、約4800万画素のグローバルシャッター機能付きCMOSイメージセンサー、CMV50000を開発したこと。4K/60pおよび8K動画の記録が可能であるという。つぎはやはりセンサーの話題で、PhaseOneがソニー製の1億画素のデジタルバック、IQ3 100MPを発売したこと。5番目はキヤノンが1987年以来のEFレンズ生産累計で1億2000万本に達したこと。なお、ニコンも1933年以来のニッコールレンズ生産累計1億本に達している。つぎはライカ・ノクティルックスが50周年を迎えたニュース。1966年に最初のノクティルックスM50ミリF1.2が登場、1976年にはノクティルックス50ミリF1.0、2008年にはノクティルックスM50ミリF0.95が登場した。7番目もレンズの話題で、ニコンが100ミリクラスの中望遠レンズとしてはもっとも大口径のAF-S105ミリF1.4E EDを発売したことだ。8番目はライカが富士フイルムのinstax miniフィルムを使うインスタントカメラを同社としては初めて製品化したことだろう。ライカはデジタルカメラ、フィルムカメラ、そしてスマートフォンと全方位的な開発体制を敷いている。9番目はCFA(CFアソシエーション)がインターフェースにPCI Expressを使った新しいCFカード、CFexpressを開発したこと。10番目はベンチャー企業のBlincamがメガネに装着し、ウインクをするとシャッターが切れるウェアラブルカメラを開発したニュース。
RAWで撮影し、クリエイティブスタイルなどを調整した。ソニーα6300、E 16-50ミリF3.5-5.6PZ、絞りF8、絞り優先AE、RAW、ISOオート。