デジタルカメラにとって最も重要なのはイメージセンサーであり、画像処理LSI(映像エンジン)である。イメージセンサーも映像エンジンも世界的に寡占化が進んでいる。CMOSイメージセンサーを作るメーカーとしてはソニーがトップであり、OmniVisionが第2位だが、OmniVisionは民生用デジタルカメラのセンサーは作っていない。あとはライカ用のCMOSIS(実際の製造はSTMicro)、ニコン用のルネサスがデジタルカメラ用を作っているぐらいだ。ニコン用は東芝も作っていたが、周知のように東芝の経営難により、イメージセンサー事業はソニーに移管された。デジタルカメラ用として自社でCMOSイメージセンサーを作っているのはソニーのほかはキヤノンだけである。キヤノンはEOS 650の位相差AFモジュールであるBASISを自社開発し、その技術をもとにCMOSイメージセンサーを独自開発した。ソニーはニコン設計のD2X用CMOSイメージセンサー製造で得た技術を発展させて、いまではCMOSセンサー技術でもトップに立っていて、裏面照射型CMOS、積層型CMOSを搭載するカメラを発売している。あとは韓国のサムスンがCMOSイメージセンサーを製造しているぐらいだ。いっぽう、映像エンジンはというと、キヤノンとソニーを除くすべてのメーカーがソシオネクスト社に製造委託している。同社は富士通とパナソニックの合弁会社であり、富士通のMilbeautイメージシグナルプロセッサー(画像処理LSI)を受け継ぎ、それを各カメラメーカーに合わせてカスタマイズしている。自社開発製造している映像エンジンはソニーのBIONZだけである。キヤノンのDIGICは自社設計だが、製造はアメリカのTI(テキサス・インストルメンツ)に委託している。キヤノンとTIの付き合いは長く、キヤノンAE-1(1976年)のLSIもTI製だった。こうしてみると、デジタルカメラの心臓部であるイメージセンサーと映像エンジンは寡占化が進んでいて、それは将来さらに顕著になるだろう。
ロモグラフィーはNeptune Convertible Art Lens Systemをクラウドファンディングで募集する。3種類のフロントレンズ(35ミリF3.5、50ミリF2.8、80ミリF4)、特殊絞り板(6種類)、レンズベースからなるシステムで、キヤノンEF、ニコンF、ペンタックスKマウント互換。さらにアダプターでソニーE、富士フイルムX、マイクロフォーサーズ、ライカMにも装着できるという。

東京消防庁のユーロコプター・ドーファン2。RAWで撮り、仕上げなどを調整した。オリンパスOM-D E-M1、M75-300ミリF4.8-6.7II、絞りF8、絞り優先AE、RAW、ISOオート。