ハッセルブラッドの最初のカメラ製品は空撮カメラであり、1941年に製造されたHK7である。その後同社は1600Fで民生の一眼レフカメラに参入し、500Cで大きな成功を収めた。デジタルカメラは富士フイルムと共同開発のGX645AFプロフェッショナルをベースにデジタルバックを装着したH1Dから始まった。このHシリーズは現在H6D-100cまで進化しているが、今回ハッセルブラッドはこのH6D100cをベースにした空撮カメラ、A6D-100cを発表した。一眼レフ光学系は取り除かれて、デジタルバック後部の液晶モニタによるライブビュー、またはカメラ上部に装着するスポーツファインダーを使うように設計されている。レンズはH6D-100cと同じHシステムの交換レンズ合計9本が使える(レンズマウントは同一)。イメージセンサーは53.4X40ミリとほぼ645判フルサイズ(換算率は1倍)の1億画素CMOSイメージセンサー(ソニー製)。撮像感度はISO64-12800、RAWは16ビットで、ダイナミックレンジは15段。毎秒1コマの連写ができる。ピントはマニュアルだが、空撮用のため無限遠にピントを固定することもできる。シャッター速度は最高1/4000秒。記録メディアはCFast2.0およびSD/SDHC/SDXC(UHS-I対応)。PCおよびMacに接続し、専用のソフトウエア、Phocusを使うことでテザー撮影が可能。接続はUSB3.0 Type-C。大きさ・重さは100X100X151ミリ・約1360グラム(本体のみ、レンズおよびバックは除く)。
カメラグランプリ2017が決まった。大賞はオリンパスOM-D E-M1 MarkIIで、「あなたが選ぶベストカメラ賞」も同機になった。レンズ大賞はオリンパスMズイコーデジタルED 12-100ミリF4.0 IS PRO。カメラ記者クラブ賞はニコンD500と富士フイルムGFX 50Sが選ばれた。
追記 ソニーは海外先行発表したFE超広角ズームレンズ2本を国内発表した。FE16-35ミリF2.8 GMは8月発売予定で、価格は295,000円。FE12-24ミリF4 Gは7月発売予定で、価格は22万円(いずれも税別)。
RAWで撮って、仕上げなどを調整した。オリンパスOM-D E-M1、M75-300ミリF4.8-6.7II、絞りF8、絞り優先AE、RAW、ISOオート。