ニコンはズームレンズを装着した場合の位相差AFの精度を高めたミラーレスカメラの特許を出願した。これは8月31日に公開された特開2017-151458に係わる発明で、原出願(2013年5月31出願)の分割特許である。分割出願は2017年4月13日。実施例は図のようなミラーレスカメラであり、ズーミングをした場合の測距の精度と速度を向上させる発明である。イメージセンサー上の測距用画素は撮像用画素と別であり、デュアルピクセル方式ではない。ニコンは最近、この実施例と同じような形で完結する特許出願を数多くしている。もともとはニコン1シリーズを想定したものかも知れないが、それを発展させて新しいミラーレスカメラを開発しようとする方向性が見られる。
アメリカの半導体大手Micronが今年6月に手放したLexarブランドのリムーバブルストレージ事業だが、中国深センのストレージメーカーであるLongsysがLexarブランドをMicronから買い取った。これでLexarブランドの記録メディアなどは中国製として再出発することになる。発表資料にはないが、心配されていたXQDカードも供給されるものと思われる。
ニコンの特開2017-151458に係わるミラーレスカメラの実施例。イメージセンサーは撮像用画素と測距用画素から構成されている。
RAWで撮影し、ピクチャーコントロールなどを調整した。ニコンD7200、AF-S DX VR 18-300ミリF3.5-6.3G、絞りF8、絞り優先AE、RAW、ISOオート。