キヤノンの35ミリ判ミラーレスカメラはEF-Mマウントで、ニコンの35ミリ判ミラーレスカメラより早く発売されるだろう、と予想している。EF-Mマウントでは35ミリ判は不可能と言われているが、それはデジカメWatchの2012年8月にキヤノン技術陣インタビューで、EF-Mマウントで35ミリ判イメージセンサーが搭載できるかどうかに対する、以下の回答を拠り所にしている。「それはできないと思います。相当おかしなことをやれば物理的に入らないとは言いきれませんが……。周辺光量が相当落ちるとか、像がどうなるかわからないといったレベルですね。」しかし、これは2012年半ば時点での発言であり、現在どうなるかはわからないのである。ソニーもNEX-3やNEX-5を出した時点では、35ミリ判イメージセンサーの搭載に対しては否定的だった。しかし、現実にはα7から始まる35ミリ判ミラーレスカメラを出して今日のα9まで至っている。そして、キヤノンのEF-MマウントはソニーEマウントと物理的にはほとんど差がない。ソニーEマウントでできたことがキヤノンEF-Mマウントでできない、と考えることこそが間違いである。EFマウントのままミラーレス化するだろうという観測もあるが、そうなるとペンタックスK-01のように文字通りミラーを取っただけになるか、シグマsd quattroのように、ボディーの厚みは薄いがマウント部が突き出たカメラにするしか方法がない。キヤノンのデザイナーはどちらの方向も避けるだろう。EOSらしからぬデザインを採用するわけがないのである。となると、EF-Mマウントで35ミリ判イメージセンサー、しかも裏面照射型デュアルピクセルCMOSセンサーを搭載してくるだろう。
RAWで撮り、ピクチャーコントロールなどを調整した。ニコンD7200、AF-S DX VR 18-300ミリF3.5-6.3G、1/500秒、F8、RAW、ISOオート。